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#10.保育×ワークツール制作×WSD


(1)普段おこなっている活動は?

「いろどりあふれる社会をつくる」をミッションとして、ワークツール制作事業や保育事業など、 人の可能性を引き出し輝かせることを生業としている会社を経営しています。
ワークショップとしては法人や自治体での研修をおこなう中でワークショップを導入し、キャリアの気づきや実践的学びを促しています。

(2)WSD受講のきっかけは?

弊社主催のワークショップに、WSD受講生が来てくれたのがきっかけでした。 当時、新規事業としてワークツール制作事業を立ち上げている最中だったのですが、ひとりでアイディアを練ることに限界を感じていたところでした。そんな中「ワークショップについて協働で学ぶ学校がある」と聞き、 「ワークショップを実践的に学ぶことができるだけでなく、一緒にワークを考えられる仲間を見つけられるなんて最高じゃないか!」 と受講することを決めました。

普段、関西を拠点に仕事をしているため、東京まで毎週末通うことはハードルでしたが、受講が決まってから家族やスタッフに相談し、協力してもらえたおかげで3か月間通うことができました。 今だに妻は私が何をしていたのか知りませんが、それでもサポートしてくれた妻には感謝しています。

(3)オレンジコースとブルーコース、選んだのはどっち?

私の目的意識として「仲間をつくる」ことが大きくあったため、対面で授業外でもコミュニケーションのとりやすいオレンジコースを選択しました。 もちろん大阪からの参加であればブルーコースの方が気楽ではありましたが、これまでの経験上オンラインであると受講に対して気持ちがゆるみがちという傾向があったため、しっかり「元をとる」という覚悟を決める意味でも毎週通うことを決めました。

オレンジコースでは授業時間外でも交流が盛んで、授業終了後は毎週懇親会を開催していました。授業内だけでは分からないみんなの背景を知り、結束が強まるという意味でもとても有意義で、修了時には「来週から会えなくなるのが寂しい!」とWSDロスになる方が続出していました。 もちろん懇親会に参加できない方とも、ランチや授業の合間でコミュニケーションをとることができるので、オレンジコースを選んでとても良かったと感じています。

(4)WSD受講で最も印象に残っていることは?

ワークショップ実践科目I・IIと2回、ワークショップをチームでつくるプロセスがとても印象的でした。それぞれの価値観や考えるスタイルも異なる方と擦り合わせながらワークショップをつくっていくため、 ひとりでは気づかないような課題点を発見できたり、逆に自分自身のWSDとしての強みとなる部分を活かすことができました。 特にワークショップ実践科目IIの準備では、平日夜にもオンラインミーティングを行っていたため体力的にも疲弊しましたが、「協働できるワークショップを協働的につくる。」というプロセスから自己内省し、自分の課題点を見つけることができたのは収穫となりました。

(5)現在の活動に活かしているWSDでの学びは?

受講前後での私の活動を振り返ると、以前より一貫性を持ったワークショップのデザインができるようになったと実感しています。 アイスブレイクから振り返り・締めまで、ゴールへ向かって参加者がワークショップに乗っていけるような流れをつくるよう心がけることで、これまで以上に参加者が入り込みやすいワークショップがつくれているのではないかと思います。 また、ワークショップの振り返りを丁寧にするようにもなりました。終わったものを振り返り、何がうまくいって何がうまくいかなかったのかをしっかりと分析するようになったのは、WSDで素晴らしい講師や受講生の姿を見て、「自分にはまだまだ伸びしろがたくさんある」と感じられたからこそだと思います。

(6)WSD受講を迷っている人へのメッセージを!

ワークショップという正解があるようでない世界を学ぶ上では、本を読んで学ぶだけでなく、素晴らしい講師陣や受講生のプログラムデザインやファシリテーションに触れて、実践的に学ぶのが最も効果的であったと感じています。3か月間の学び自体が壮大なワークショップになっているので、ぜひ楽しんで受講してみてください。そして修了後は、WSDの仲間としていつかどこかでお会いできるのを楽しみにしています。

(7)これからの展望は?

これまで子どもたちの教育やキャリア教育に携わる中で、「あそびこそが夢中体験を生み出す」と感じています。ですので修了後にWSDの仲間と共にプロジェクトチームを組み、「あそびを通じてまなぶ・気づく場」としてのワークツールの制作を開始しました。これからもより多くの方が自分らしくゆたかに生きる社会をつくっていくために、WSDで学んだことを存分に活かしていきます。

大阪から、青山学院大学のキャンパスまで通学された岡本さん。さっそく修了生同士でワーツクツール制作プロジェクトを始動されたとは!  そのバイタリティをもって、これからも「いろどりあふれる社会」を目指し、協働の結び目として輪を広げていかれるのだろうなあと思います。これからのご活躍を応援しています。ありがとうございました!

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