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#16.保育士×地域コーディネーター×WSD


(1)普段おこなっている活動は?

保育士兼法人内地域コーディネーターをしています。園と地域の様々な世代のみなさんとが混ざりあいながら、子どもたちの世界が豊かになれるような場づくりをしています。
法人内研修、地域活動でワークショップを行っており、その内容は様々です。農家さんと連携して野菜を収穫させていただいたり、地域の自然活動団体とコラボして、親子対象の里山探検を実施したり。プライベートでは、保育仲間と共に、季節の手仕事ユニット『ツクルテ』で、ワークショップをはじめました!
また幼児向けWSのお手伝いをしたりもしています。

(2)WSD受講のきっかけは?

知人がWSDのFacebookに「いいね」していたのをたまたま見たという奇跡的な偶然(笑)が、きっかけです。「なんだこれ?」とホームページを覗いてみたら、まさにわたしが園と地域を繋ぐ役割として必要なものだ!と感じました。願書受付まで1ヶ月を切っていましたが、「今やらなきゃ!」と、勢いで受講を決めました。 後からなかなか大変そう…と気づきましたが、なぜだか「自分なら楽しんで学べる!」と根拠のない自信がありました。 莫大な課題に立ち向かうのは、かなりのエネルギーが必要でしたが、学び、感じたことをアウトプットする価値ある時間でした。とはいえ、仕事の忙しさと課題の締め切りが重なり、気持ちは焦ったことも。そんな時は、仲間と励ましあい、乗り越えてきました。自分だけではなく、共に学びを楽しむ仲間がいることの心強さはとても大切だなぁと感じました!

(3)オレンジコースとブルーコース、選んだのはどっち?

オレンジコースです。 学ぶなら、対面で空気感や人と人との出逢い、繋がりを楽しみたいと思ったからです。久々のキャンパスライフも、学ぶ場として刺激を受けるだろうなと思い、オレンジコースに決めました。

オレンジコースは対面もありますが、オンラインの学びもあります。両方学べるのはとても貴重でした。また、授業が終わってからスタッフのみなさんとお話ししたり、仲間と余韻を愉しめることもオレンジの良さなのかもしれません。 おまけですが、実際に通学してみて、秋から冬にかけての季節の移り変わりをキャンパス内の自然で感じられたことも、わたしにとって良い思い出になっています。

(4)WSD受講で最も印象に残っていることは?

2回のワークショップ実践です! 話したこともなかったメンバーとチームになり、ひとつのワークショップを企画して実際にやってみる、これこそがWSDの学びだったと思っています。メンバーとアイデアを出しながら、まずはやってみるというスタンスで、対話に対話を重ねてつくりあげていきました。授業の時間だけでは足らず、オンラインで打ち合わせたことも。でも、その時間も財産です! 実習当日には想定していなかった事が起きて焦ったことも、新たな気づき、自身の学びに繋がったと思っています。

(5)現在の活動に活かしているWSDでの学びは?

自分自身で実際に体感した、参加者の『安心安全の場であること』と、ファシリテーションをする上での『共感』です。 今は、日常的な打ち合わせでも『場を見る』ことを意識しています。これまでよりも(ほんの少しだけ)自分の働きかけを俯瞰的に見れるようになってきたことが、WSDの学びの成果なのかなと思っています。 ワイワイとした場に「うん!いい雰囲気だ!」と思うだけではなく、自身の『働きかけ』がフィットしているかな?と見ることを大切にしています。
 プライベートでは、友人のワークショップのお手伝いをしたり、自身が運営している保育サークルでオンラインワークショップ、体験ワークショップを実施したりしています。 こちらでも、WSDで体験したことをベースにワークを考えています。

(6)WSD受講を迷っている人へのメッセージを!

興味があるなら、やってみてください! 興味を持っていることを実際に学んだり体験したりすることで、さらにワクワクしませんか? わたしはこのワクワクが大切なんじゃないのかなと思います。いろいろお伝えしたいことはあるけれど…実際に受講して感じてほしいです!

(7)これからの展望は?

子どもは地域、社会、資源(文化・自然)の中で伸び伸びと育ってほしいと願っています。あらゆる世代に囲まれながら、様々な自然経験を通して、生きる知恵や興味、関心が育まれるのではないでしょうか。五感を存分に感じられる自然の場で継続的にワークショップが企画できたら、とても素敵なことだと感じています。実際に手で触れ、匂いを感じ、自然が創り出す色やカタチに魅力を感じ、それが食に繋がったら…。それぞれの楽しみ方を分かち合い、共感しあう。地域の中で、ヒト、モノ、コトが繋がっていく。『体験』 『繋がり』『気づき』『可能性』そんな循環がワークショップが持つ力だと信じています。 想いは招く。 いつかこんな場がつくれますように。

たまたま見たFacebookの「いいね」に、奇跡的に導かれて受講をしてくださった渡邉さん。保育園と地域の様々な世代のみなさんとが混ざりあう環境で、ヒト・モノ・コトの結び目として活躍する渡邉さんは本当にステキだなあと思います。渡邉さんの想いが招く、継続的な子どもたちのための場づくり、応援しています。ありがとうございました!

■季節の手仕事ユニット ツクルテ(Instagram)はこちら