Blue in Green

以前、異国のご主人から水晶のブレスレットと「青い石」のペンダントを購入した記事を書いたのです。

そこでは「青い石」の名前が分からなくて「青い石」という名前でいいか、と締めたのですが、どうしても気になって仕方なく、あれからグーグル先生に頼って検索を繰り返していました。

その時ご主人に二回も「青い石」の名前を聞き返したのですが、聞き取れず・・断念しました。発音が良くて耳に馴染まない音だったものですから・・それに初めて聞いた石の名前の音でした。なので余計に「何ていったの?」状態だったのです。

その時のご主人のセールストークにあったキーワードは「第二のダイヤ」「珍しいね」「もっと高いよ」というもの。それもなんのこっちゃ、なのです。謎が深まるばかり。

気になった青鳥(あおどり)、こうなったら確かめないと気が済まないのです。そしてグーグル先生大活躍、なのです。ちょっと違った「積極的迷子属性」発揮中、なのです。

「青い石」で検索するも、膨大な数にすぐに撃沈。パワーストーン扱いの石ならネット上にそういったお店はたくさんあるし、写真もたくさんあるだろう、と考え方を変えて検索すると、「青い石」のカテゴリーの写真と名前がずらっと出てきます。

けれど、違うのです。あのご主人が発音していた音に似ている名前の石がないのです。アクアマリンじゃない、ブルートパーズじゃない。そのくらいなら多分聞き分けできる、と思います。ご主人は「ガーディディェ」みたいな発音だったのです。他の青い石の名前をみても、それらしきものに嵌らない。本当に何ていう「青い石」なんだろう・・。

探しても探してもヒットしない。諦めた方が・・いや、モノがここにあるのだから、ちゃんとした名前は存在している。きっと、ある。だから探す。

青い石、君の名は、なのです。

モチベーションをそこに置いて、マウスをクリックし続けます。が、出てこない! 「これは、普通の宝石扱いの方も見た方が良いのかな?」ここで方向転換、なのです。「第二のダイヤ」の言葉を思い出し、そちらに進路を変えたのです。すると、「これか!」という名前に辿り着きました。

GRANDIDIERITE

グランディディエライト

ご主人の発音「ガーディディェ」に近い。きっとこれなのです。確かに貴重な石らしく、採掘量もとても少ないことが記載されていました。そこから宝石クオリティのものは更に少ない、そんな青いような緑色のような石でした。

但し、それは「宝石クオリティ」の話し。青鳥が購入したのは「パワーストーンクオリティ」なのです。

なので色は薄いし、不透明だし、青みが強い石なのです。でも、光の当て方を変えると微かに緑が顔を見せるのです。

スマホで写真を撮ると、なんだか緑色が強くでる、そんな不思議な色味の「青い石」なのです。

青鳥は「この子」が気に入って購入したのです。パワーストーンでも宝石でも関係ないのです。

品質がどうであろうと「青い石」には変わりはないし、お気に入りは「この子」なのです。

名前が分かってすっきりしたグランディディエライトくん。爽やかな色味だから味が際立つあの曲とは違うかもしれないけれども。でも、不思議な気分にさせてくれるから、どちらも大好きなのです。今は毎日青鳥の首に掛かっているアンニュイな「青い石」。

気分はやはりマイルスの 「Blue in Green」 なのです。


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