東京の午後の陽射しは気だるい

良いお天気な東京なのです、青鳥(あおどり)なのです。
朝の陽射しは「パンッ」とした張りのある太陽の力を感じるのです。
「さあ、はじまるぞ!」のイメージ、なのです。だから東京の朝は、やる気が上がるのです、青鳥は。

問題はお昼を迎えてから、なのです。
陽射しが、一気にニュアンスを帯びはじめるのです。夜に向けての準備をはじめるのです。
一分一秒進むたびに、爽やかさは失くなり、どこか投げ遣りに近い胡散臭さが表面に現れるのです。
ハツラツとした仮面の下に、膿んだ激情があるような、そんな空気、なのです。気が緩むと見えてくる本性、のようなものなのです。
この人、こんな顔を持っているんだ、と気がつく感じ、なのです。
ゆっくりと人格が変わっていくようなのです。
だから、東京って、怖いな、と思う時と、面白いな、と好奇心をくすぐられる時があって、戸惑うことが多いのです。

午後の太陽の陽射しは、人にやる気を与えないような気がするのです。出来たらオシャレなカフェでぼーっとしているのが似合う、そんなイメージなのです。
春、だからなのかな、と思ってもみるのです。これが夏だったら、強烈な陽射しでしょうから。
春の柔らかさと、丁度良い気温と、陽射しのだるさが相まって、グダグダで眠くなるのです。
これで美味しいコーヒーがあったなら、最高だなあ、なんて思うのです。
できることなら、ニャンコも傍にいるといいなあ、なのです。ワンコも好きですよ、モチロン!

そんな空間でヤル気ゼロの青鳥は、ひっそりと東京の陽射しの移り変わりを楽しみたいなあ、なんて思うのです。
東京の人はこれが普通の春の陽射しだから、ヤル気が削がれたりしないのでしょうか?

ちょっぴり気になる、青鳥なのです。


さて、明日水曜日は初めての「池袋エチカ」での鑑定なのです。

いってきます。


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