路上に柿の実ひとつ

今日は良いお天気で、過ごしやすいなあ、なんて思っていた青鳥(あおどり)なのです。
それでも鼻が詰まっているし、鼻水もズビズビなのでティッシュが手放せないのです。

それでも外へ行くと、なんとなく鼻が落ち着くのです。
なんだろう・・まあ、気にしないことにするのです。
ふんふんと歩いていくと、進行方向に何かがあるのを発見、なのです。
近くに近づいていくと、はっきりとシルエットが見えて「はて、なんだろう?」なのです。

なにやら黒いアスファルトの上に、オレンジ色のものがあるのです。
あと一歩、というところまできてはっきり分かったのです。
柿の実が、ヘタの部分を下にして落ちていたのです。
でも、何故アスファルトに? なのです。

塀を乗り越えてわっさりしていた枝にはオレンジ色になっている四角いオレンジ色がたくさん、なのです。
熟れている柿の実がたわわだったのです。

民家の柿の木から、路上へ落ちてしまったようなのです。
そうか、本州では柿の木を庭に植えていたりするんだなあ、なのです。
北の大地にはないので、新鮮なのです。
鈴なりの柿、そこのおうちの人は食べるのかなあ、なんて塀を乗り越えてなっている柿の実を見て考えた青鳥なのです。

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