青田 灯

仄暗い語彙の底から

青田 灯

仄暗い語彙の底から

最近の記事

自分には手に負えないほどのものを抱えようとして心がパンクしてしまいそうになったけれどカップラーメンで腹を満たして眠ったら次の日にはそれなりに生活できるようになっていた。熱を出したときも次の朝には平熱になるくらいには体も強かった。ただうっすらと不調であった気配だけはここに残っている

    • 私はあの日ステージの上から私たちの歌を聴いて涙を流している人を見てしまったから。私達がその人の感情に干渉することができたということを知ってしまったから。人の人生には音楽があったらいいと思ってしまう。それだけの力があると思ってしまう。

      • 出会うなら夕立の日がいいと思う あのバス停で待っていますから

        • さよなら、10代の私。

          日付が変わって明日になれば私は20歳になる。選挙権はもう手に入れているし、お酒に関しては家系的に弱いのであまり飲むつもりはないし、煙草も父が吸っているのを横で見てきて、昔から自分は吸わないかなとなんとなく思っていたので特に何かが大きく変わるということは無いのだろう。どちらかと言えば大学進学を機に一人暮らしを始めた時の方がよっぽど大きな変化だったはずだ。家賃の支払いの関係でクレジットカードを作ったり、1人で家具を組み立てたり、初めての完全なる自立を体感していた。 本当は今日ま

        自分には手に負えないほどのものを抱えようとして心がパンクしてしまいそうになったけれどカップラーメンで腹を満たして眠ったら次の日にはそれなりに生活できるようになっていた。熱を出したときも次の朝には平熱になるくらいには体も強かった。ただうっすらと不調であった気配だけはここに残っている

        • 私はあの日ステージの上から私たちの歌を聴いて涙を流している人を見てしまったから。私達がその人の感情に干渉することができたということを知ってしまったから。人の人生には音楽があったらいいと思ってしまう。それだけの力があると思ってしまう。

        • 出会うなら夕立の日がいいと思う あのバス停で待っていますから

        • さよなら、10代の私。

          やりたいことリスト

          増えると思います。 ゆるく目標を持って生きていくために。 ○好きな絵師さんにアイコンを書いてもらう ・引っ越すために物件を探す ・Switchを買う ・あつまれどうぶつの森を買う ・あつまれどうぶつの森 ハッピーホームパラダイスを買う ○東京国立博物館に行く ・知的財産管理技能検定の勉強をする ・勉強机買う ・部屋を片付ける ・部屋のレイアウト変える ・ぬい作る ・本を読む ・ヘッドフォン買うかイヤフォン新調する ○薄葉紙を手に入れる ・植物(特に種子系)の標本を作る ・た

          やりたいことリスト

          【未完】桜の下には私の春が埋まっている

          書き終わらないまま、春が終わってしまった。また春が来たら続きを書きたい。 世間でも春と言えば桜というのが一般的で、色々なところで桜の柄のグッズが出たり、お花見のイベントが開催されたりしている。ちょっとしたお祭りみたいだなと思う。 そんなことを思っている私も桜が咲く頃になるとなんとなく桜を見なくちゃと妙に気にしだす人間であるということにこの歳になって初めて気がついた。きっとそこには色々な原因があるのだろう。 これは何か桜について書き残しておきたいと思ったときに書いたメモだ。

          【未完】桜の下には私の春が埋まっている

          ほたるのひかり

          久しぶりの学校を頑張ったご褒美に最寄り駅付近の商業施設をぶらぶらとしていたらふと退店促進BGMこと蛍の光が流れ出し、まだ夕方なのにどうしたものかと少しびっくりする。 と思ったら違う曲だった。でも曲の頭が異様に蛍の光に似ているのだ。正確に言うと最初の2音、滞在している間に二度ほど流れ、その度に驚いていた。 人は人生のうちいつ蛍の光という曲を知り、いつそれが閉店のための"お決まり"のBGMであると認識するのだろうか。学校で見聞きした記憶は全くない。強いて言うならば私は古い田舎

          ほたるのひかり

          こんばんは。こんな時間にどちらへ? …そうですか。夜道には気をつけて。

          こんばんは。こんな時間にどちらへ? …そうですか。夜道には気をつけて。

          部屋着のズボンをてきとうなスキニーパンツに履き替え、水で顔を軽く洗い、ブラシである程度寝癖を梳かしたら、朝の冷たい水をボトルに詰めてくたびれた帆布のボディバックに放り入れる。薄い綿の上着を羽織ってボディバックを背負ったら準備完了だ。 空はまだ霞がかっていた。

          部屋着のズボンをてきとうなスキニーパンツに履き替え、水で顔を軽く洗い、ブラシである程度寝癖を梳かしたら、朝の冷たい水をボトルに詰めてくたびれた帆布のボディバックに放り入れる。薄い綿の上着を羽織ってボディバックを背負ったら準備完了だ。 空はまだ霞がかっていた。