これから

従姉妹と会って叔母さんと会って自分の心境が変わった話。

祖母の死をきっかけに集まった私たち。一緒にご飯を食べて、お話をした。私は映像関係の大学に行っているのだけれど、従姉妹も同じだった。

私の従姉妹は3人姉妹で3人とも留学していたり、今アメリカに通っていたり、住んでいたりする。私は大学に行ってたくさんの刺激を貰った。とても映像作るのが上手い子、アイディアが奇抜な子、飛び抜けてセンスがいい子。その大学で私は昔から抱えている悩みにぶつかった。

それは、

「その技術、凄いね。どうやってやるの?」

と聞けないことだ。私は昔、そういうことを聞いて嫌われた事がある。それからそういうことには慎重で相手の機嫌をうかがったり、気持ちを考えるようになった。

その事を叔母に話すと叔母は、

「技術のある人はねなんでも自分の持てる全てをあげるの。だって同じことは出来ないと思ってるから。もしも教えて出来ちゃうのなら、私の教えた事はそれまでのことなのよ。」

と。私の中でスっと胸に落ちてきた。そして私は、教えたくない人だってきっといるんじゃないかと思って。と更に聞いた。叔母は

「教えたくないなんて、それまでの事ってこと。誰でも出来ちゃうから教えたくないんだよ。」

と言われた。凄く納得出来た。自分の技術を伸ばすために聞くのはいい事だと改めて思った。

叔母は

「アメリカに来てみなよ。1番上の子もアメリカに住んでるし。」と言った。

「私は全然喋れないけど、アメリカ人に私はこういうことがしたいの!と全力で伝えたらアメリカ人は何とかしてこの子の力になりたい。と思ってくれるから。そこがいいとこだよ。貴方の夢を目指すなら世界を沢山見た方がいい。」

と言われた。自分の世界は小さいものなのかと初めて思った。遠慮もない世界。応援してくれる人。凄く興味が湧いた。

叔母は

「行くまでの手助けなんていくらでも出来るの。でもね、1歩踏み出してからは自分でなんとかしなくちゃなのよ。ちょうど従姉妹も住んでるし、泊まり先もあるんだから行くならうってつけよ。」と言われた。

お金が無い。英語が喋れない。そんなのは言い訳にしかすぎない。やろうと思えば全力で行け。と背中を押された。自分の夢を追いかけるために必要な事がわかった気がした。世界を見て、自分を変えようと思えた。


行先はブロードウェイ。そのためにはたくさんのお金を貯めなくちゃ。英語だって勉強しなきゃ。やることはまだまだ沢山。

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