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会社でウンコしちゃダメだよ!?ひとりさんの名言

以前、出席した結婚式でこんなことがありました。
新郎の友人なのですが、披露宴の途中で突然新郎に食ってかかりました。酒が入っていたせいもありますが、どうやら新郎に恨みを抱いていたようです。実はその友人は、結婚前から花嫁に想いを寄せていたのです。
 
しかし、結果的に花嫁はその友人よりも新郎のほうを選びました。
最初はからかう程度だったのですが、酒が入るにつれ段々過激になり、しまいには新郎の胸ぐらを掴んで暴言を吐く有様。

結局その友人は従業員によって披露宴会場からつまみ出されましたが、いやはや、なんとも後味の悪い結婚式でした。
普通、結婚式では新郎新婦を祝福するのが当たり前です。新郎に暴言を吐くなど、決して許される行為ではありません。

案の定、出席者たちはその乱暴者の友人を、何か汚物でも見るかのようないや~な目つきで見ていました。

そう、言葉を換えれば、彼は披露宴会場で「ウンコ」をしたのです。


披露宴会場は新郎新婦を祝福し、さらに笑顔で美味(おい)しい料理を食べるところです。言ってみれば披露宴会場は美味しい料理と笑顔で満ち満ちています。そんなところへ突然しかめっつらと暴言が飛び交いました。

これは披露宴会場に精神的な汚物をばら撒いたと同じです。最近はKY、空気を読めない人が多いといいますが、場の雰囲気をブチ壊すような行為、特に自分の感情をブチ撒けるような行為はすべて排泄行為です。

排泄はトイレに行ってやるものです。トイレ以外のところでやるから周りから顰蹙(ひんしゅく)を買うのです。


KY野郎!

さて、銀座まるかんの億万長者、斎藤一人さんは、ブスッとしている社員にはやめてもらうと言います。
なぜなら社内でブスッとしていると、社内の雰囲気が悪くなるばかりか、周りの人たちにも悪影響を与えてしまうからです。気分を悪くすれば当然士気も上がりませんし、仕事の能率も悪くなります。

そこで一人さんは、社内では渋面=しかめっつらを禁止して、常にニコニコ顔を奨励しています。
斎藤ひとりさんは言います。

「会社へ来たらニコニコしているもんなんだよ。事務所でめし食ってもいいけど、ウンコしちゃダメだよ。ブスッとしているのなら、トイレからでてきちゃダメだよ……」

まったくその通りだと思います。
確かに会社は一種の戦場ですから、つい渋面になりがちですが、だからこそあえてスマイルをつくる必要があるのです。

いつも私が感心するのは、接客業の女性たちです。
特にデパートやホテルへ行くと感じるのですが、まさに彼女たちのスマイルは100万ドルの微笑と言っていいでしょう。

お客の心を和ませ、さらに私たちを爽快な気分にしてくれます。まるで最高級の香水をシュッと軽く吹きかけられたような気分です。

これが、もし彼女たちがブスッとしていて、モノを尋ねても笑顔もなく義務的な応答しかなかったとしたらどうでしょう…。

当然気分が悪くなりますよね。今度は多分香水じゃなくて、おならを吹っかけられたよう気分になるでしょう。だとしたら、そんなところへは2度と行きませんよね。スマイルが大事な所以です。

とはいえ、接客業以外の、例えば事務系の仕事ともなると、いつもニコニコ、ヘラヘラしているわけにもいきません。心底嬉しいこと、楽しいことがあれば別ですが、意思の力だけで始終ニコニコしているのは至難の業です。

というよりもそんなことばかりに気をとられていたら、却って仕事がはかどらなくなってしまいます。

そこでどうするか?

その場合は、顔は笑っていなくても、心でスマイルしていればいいのです。
心がスマイルしていれば、上司や同僚に声をかけられたような時は、自然な形でスッとスマイルが出るはずだからです。

いや、表情に出なくても、心がスマイルしていれば、なんとなく相手に伝わるものです。そのためには、仕事を嫌々やらないことですね。

逆に言えば、今の仕事を心底好きになることです。嫌いでも好きになるよう努力することです。

これがスマイルを生み出し、維持、長持ちさせる秘訣です。
でも、それでもどうしても好きになれなかったら?
その場合はもう仕方ないですね。他に仕事を探すしかありませんね。


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