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衣替えない

朝の通勤時間。乗換駅で前をゆく女性が、着ているブラウスに微妙に合わないしわっしわすぎるニットのカーディガンを羽織っていました。
そうなる人もいるよね。
と共感した気温が急降下した連休明け。
急いで羽織るものを引っ張り出した人もいるかもしれない。

この日はニットのカーディガンとジャケットの間のようなものを羽織って、年に一度の眼科検診へ行った。秋は病院シーズンで今年は予定外に8月にも検査が結構はいってしまったが、この眼科検診が検査ラッシュの本来の始まりなのだ。

前日にはまあまあの制度の予報が出ていた通り気温はさがり、朝晩は寒いと思う位のときもあるようになった。

季節の変わり目の気温差が激しいので、昔のように衣替えなど時期を決めてはできず、なんとなく少しずつ『もう着ないだろう』というものから洗ってしまうという方式に切り替えている。
今も、暑い日には30度近い日もあろうし、寒い日は20度前後になるかもしれず薄いものの上に何か羽織るという形にしつつ、少しずつ分厚いものも出し、夏のものをしまう。
という調節しいしいの方式。

羽織るものというのが案外難しい。袖の長さやシルエットが年々変わるので合わせにくいのだ。薄いコートを着るほどでもない。という時期が1番合わせるものが今のところない。

着物も羽織るものは毎回困る。何も羽織らないと電車の中で危険なので、電車に乗って移動するときは羽織りものは必須。
とにかく皆さん、ズリズリ金具やらいろいあるモノを持ったまま、洋服にもいろいろ引っ掛けそうな物があるままこすりよってくるので、着物や帯は引っ掛けられる可能性大なのだ。

座れない時は危険度マックスに。

それもあって、かなり暑いときも羽織りものを羽織って出かける。もう、真夏になると無理なので、その場合は行った先で着替えられなければ着物は無理かもしれない。

羽織は気楽で好きなのだけれど、場所によっては、羽織じゃないほうがいいのかなぁなんて思ったりすることが多い。人による、見た目というか、その人の柄によるのだけれど、私の場合は洋服でも着物でも大雑把に分類するとカジュアルがきちんと見える方ではないのだ。

どんなに砕けた格好でも立派に見える人や、それでもみすぼらしくならない人もいる。
カジュアルだなとは思うけど、収まりがいいというか。

私の場合は、真ん中というか、その場のだいたい危なげない無難な所に合わせるのがいいのだ。カジュアルな格好の人もいますよ、の場合、そらよりもややきちんとしないととんでもなくボロく見えるのが私である。

とにかく、ひどい暑さが去って、やっと何着ようかな、どこ行こうかなと思う様になった。

写真は虎屋さんから送られてきた展覧会の案内。10月から開催予定のパッケージ展。赤坂の虎屋ギャラリーで開催。

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