APAホテルに導入されている「準天然光明石温泉」っていったいどんな温泉？

APAホテル全店 アパ直限定 2,500円（税サ込）～6月30日まで

APAホテルは2020年6月末まで、「新型コロナウイルスに負けるなキャンペーン」を実施中。こちらはAPAホテルに素泊まりコミコミ2,500円で宿泊できるという、太っ腹な内容。

APAホテルと言えばダイナミックプライシング（需要により宿泊代金がUPするシステム）で有名ですが、もう１つ有名なのは大浴場を併設していること。お風呂好きにはおなじみです。

で、APAホテルは大浴場に付加価値を付けるため、温泉にしていることが多いのです。

温泉地なら現地の源泉から引いており、それ以外ではラジウム人工温泉や準天然光明石温泉を採用することがよくあります。

温泉、ほんといいものですよね。大好き。

準天然光明石温泉（人工温泉）ってなんなの？

今回は、この「準天然光明石温泉」ってなんなのか気になったので、正体を調べてみました。

私が調べた範囲では、「準天然光明石温泉」とは、「光明石」を使った温泉のこと。
この石がお風呂のお湯の中に入っているか、お風呂の湯船に使われているか……という雰囲気です。

この「光明石」を使った「準天然光明石温泉」は、長原産業という企業が納入しています。
この会社によれば、「岡山県阿部鉱山坑道掘りにて採掘される天然鉱物」だそう。

さらに調べていくと、「光明石」の正体は黒雲母花崗岩だとわかりました。この石をお湯に入れておくと、花崗岩のミネラル分がお湯に溶け出して、ほぼ永久的に温泉のような効能を持つそうです。ほんまかいな。

医薬部外品の認定を取っていれば温泉なの？

「光明石」は医薬部外品の認定は取っているそうなので、ミネラルなどが含まれており、入浴剤に似た効能を持つのは確かでしょう。
化粧品や入浴剤などを販売する花王のサイトによれば、「『医薬部外品』とは、厚生労働省が許可した効果・効能に有効な成分が、一定の濃度で配合されています。[治療]というよりは［防止・衛生］を目的に作られています」とあります。

なので、温泉の成分が含まれていることは間違いないと言えます。が、温泉と同じ効能があるかというと、ちょっと難しいかもしれません。

だって花崗岩を入れただけで温泉になるのであれば、もっとみんな使っているはずだと思いません？

「準天然光明石温泉」は雰囲気出しアイテム？

一概に花崗岩と言っても、産地で成分が変わることはあると思うので、ミネラル分が特に多い花崗岩ではあるのでしょう。
とはいえ、石の成分がそんなにむちゃむちゃ溶け出すのか！？というと、私は眉唾かなあと思います。

温泉はどこも「温泉分析書」が掲示されています。光明石温泉には温泉分析所がないこともあり、「雰囲気温泉」なのかなと思います。
入浴剤入りのお風呂程度にとらえておくとよさそうです。

え、なんで言い切らないのかって？　言い切ると多方面で問題が起こりそうだからです。