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心のペーパーウエイト

心が重苦しいときのほうが、
心は宙に浮きやすい。
想いはさまざまなことをよぎり、
なかなか落ちつかない。

ふと窓から風が吹き込んだら、
重ねた紙が宙を舞ってしまうから、
何か思いものを載せておくように、
そんな時の心にも重石が必要。

あなたと裸で重なっている時ほど、
心が落ち着いているひとときはなく、
あなたが私の上にぴったりとのっかってくれていると、
その心地よい重さに、
心も体も落ち着いて、
どこにも飛ばされない安心感に満たされる。

あなたの肌がぴったりと私にくっついて、
わたしのものはあなたの中にしっかりとおさまって、
二人で重なり合っていると、
あなたが私を落ち着かせてくれる存在と良くわかる。

そうあなたは私のペーパーウエイト。
どこにも飛ばされないようにしっかり支えてくれている。

そして私があなたの上になるときも、
あなたを官能の渦に巻き込んで、
嵐のように吹き飛ばしながらも、
それでもしっかりとあなたを捕らえ、
あなたをたくさんいかせながら、

どんな風が吹いても、
あなたをどこにも行かせないように、
重石になっている。

二人は互いの心のペーパーウエイト。
互いにたくさんいきながら、
どこにも飛ばさない。

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