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ライブの楽しさを知ったオタクの話【棗いつき 1st LIVE TOUR「TRAVEL2U」東京公演 前編】

白砂碧波です。この記事は棗いつき1st LIVE TOUR「TRAVEL2U」東京公演の感想をひたすら書き散らしたものです。なかなか文章がまとまらずディレイ配信開始直前となってしまい、「ここまで引っ張ったならディレイ配信観た後に投稿すればいいのでは?」と思うかもしれませんが、この前編に関しては私が現地で感じたことをそのまま書きたい気分なので、あえてこのタイミングで投稿します。

タイトルに「前編」と入ってる通り、この記事では東京公演の昼公演から夜公演の"途中まで"しか書いておりません。その先は「後編」としてディレイ配信を観た後に投稿する予定です。
なぜ昼公演と夜公演で分けないのか?東京夜公演を観た方はこの先を読まなくともある程度察しがつくと思います。
この前編の夜公演パートは、他会場の夜公演を観た方にとってはそこまで重大なネタバレにはならないはずですが、気になる方はディレイ配信を観た後に読むことをお勧めします。

初めての推しのライブということもあり、とにかく頭空っぽで楽しんでしまったので断片的な記憶しか無く、語彙力もかなり溶けていますが、そこはご了承ください。曲によって感想量も大分違うと思いますが、基本「めっちゃいい!!」って思ってますので!


1. 前書き

本題の前にちょっとだけ前書き。

私がライブに行きたいと思った経緯は最初の自己紹介記事に書いた通りですが、

そこからさらにライブが楽しみになった出来事がありました。
それがファンミーティング「百歌繚乱」です。

新曲のミニライブと楽曲リクエストがあるとは聞いていましたが、まさか「Make sense」が聴けるとは思わず…昼公演では不意打ちすぎて、それだけで感極まって泣きそうになってしまいました。
それからさらに夜公演ではペンライトを貸してもらって振ってたのですが、これめちゃくちゃ楽しいですね…(貸してくれたkumaberryさんありがとうございました)

こんなライブ体験版みたいなイベントでもこれほどまでに情緒を狂わされたのに、本当のライブに行ったら一体どうなってしまうんだろう…ってちょっと心配になるくらい楽しみになりました。

それでは、TRAVEL2Uの感想に入ります。

2. 昼公演

昼公演、私の席はなんと前から2列目でした。
会場に入ってさらにびっくり。これ近すぎでは…!?

八月の風が吹く頃
「あー!これ最初に持ってくるのか!!」ってまず驚き、そして納得しました。個人的に1曲目はイノリゴトだと願望半分に予想してたのですが、確かにこの曲には敵いませんね…。夏のライブなのも相まってOP感が半端なかったです。そして皆さんが先月やたら八月の風が吹く頃の話をしてた意味が少し分かった気がします。

Limitless
こんな序盤で来る!?イントロ流れ出した瞬間ブチ上がりました。
この曲を生で聴き、「りみっれー!!!!!」を全力で叫ぶことができて本当に夢みたいな気分でした。「今まで映像で観てきたあの中に自分がいるんだ!今現実に体験できてるんだ…!」って感極まりすぎて2曲目にして既に涙目になってた気がします。
「何度も何度も何度も」の指差し、円形ステージだと凄い映えますね…。いつもはゴリゴリのダンスパートだった間奏がバンドソロになってたのも印象的でした。

MC
バンドメンバーの紹介。皆さんなかなか癖が強そうですね…
そしていなばさんの匂わせTシャツ「反逆」。まさか来るのか…!?あの曲が!?

イノリゴト
きちゃきちゃきちゃ!1曲目は外したけどいい線行ってたのでは?バンドライブと聞いて真っ先に期待した曲です。
原曲は繊細な印象ですが、バンドだと大分雰囲気変わりますね…もう一度聴きたいよ…

ハッピーエンフォーサー
この曲、生で聴くと歌い方の治安の悪さがより一層際立ちますね…
ハピエンといえば間奏の特徴的なダンスですが、今回はその代わりにコール煽りになるのが新鮮でした。

UNNAMED
「君の名前を"呼ぶよー!"」可愛い…好き…

MC
ここのMCだったかな?たむが「○○公演来てくれた人!」って各公演聞いた後、最後に「この東京公演が初めての棗いつきのライブの人!」って聞かれて全力で返事したとき、オタクの皆さんが「えらーい!」って言ってくれたのが温かくてすごく嬉しかったです。

青のすみか
マイクスタンド使ってしっとり歌ってたのが良かったですね…
曲始まった途端ペンライトが青一色になった一体感も良かったです。
この曲だけマイクスタンドにした意図を本人から聞いてみたいですね。

青と夏
来た!めっちゃ最近のカバー曲!
って思ったけど、ライブ後に冷静に考えたら「投稿されたの大阪の後では…?大阪勢はその前に聴いたってこと!?」ってセトリ見返しながら驚愕しました。ネタバレしないでいてくれた皆さんありがとうございました。
「映画じゃない 君らの番だ」でみんなを指差してくれたのがすごい沁みた…

Mela!
たむのカバー曲といえばやっぱこれですね…
間奏の「La la la, …」で「みんな歌って~!」って煽ってくれたのがすごい良かった。あとあそこでペンライト横に振りたいなーってずっと思ってたので叶って嬉しい。そしてサビで跳ぶのすごい楽しかったし、跳んでるたむも可愛かった…

Inter
衣装替えの時間もバンドライブだとこんなかっこいいパフォーマンスになるんですね…休む暇がない!!

ストラゴヴィゴス
イントロのインストが流れ出した瞬間、勝ちを確信しました。そう、この曲こそ私をライブ参戦に駆り立てた曲そのものなのです!CDで初めてインストを聴いた真っ先の第一印象が「イントロの後ろ面白い音鳴ってんだな~」って思ったくらいなので分からない訳がないじゃないですか!この曲のコールを生で叫ぶことこそがライブ参戦の一番の夢だったので叶って本当に嬉しかったです。

・×(バツ)!
・Go? Not to go? Which would you choose?
・Left side? Right side?

全部全力でコール叫んだし、「×」で腕クロスさせたり「Left side? Right side?」で左右指しましたとも…
たむの振りもひたすらかっこよかったです。「Go? Not to go? Which would you choose?」で「まだまだいけるよなぁ!?」と言わんばかりにオタクを煽ってたのは凄い迫力でした。

PRIMARY STAR
この曲ライブの度に化けてません…!?
もちろん曲単体でも「かっこいいしお洒落な曲だな~」とは思ってましたが、先日の1st同時視聴の時にすごくかっこよく見えて、この曲を見る目が変わりました。そして今回、バンドアレンジがよりそのかっこよさに拍車を掛けてた気がします。たむのダンスも、「この曲ダンスもこんなにかっこよかったんだ…」って気付かされました。

トレードオフ
1st同時視聴の時も思いましたが、この曲の高音の伸び本当にすごいですね…。そして生で聴くとより「頭が悪い奴ほど浅い」とかの歌詞の刺々しさ増すなぁ…って思いました。

夏の残り香
まじ!?!?!?!?!?
棗いつき曲でトップクラスに好きな曲の一つなのですが、2nd昼公演でめちゃくちゃ良い使い方をされていた上に、暗めの曲だと思っているので盛り上がり重視の今回のセトリには入らないとばかり思っていました。
2番の途中くらいまで、バンドだと原曲の不穏さが薄れて結構爽やかな印象になるんだなぁ…って意外に思ってたら、だんだん雲行きが怪しくなってきて、Cメロではもう凄い苦しそうに歌うじゃないですか!!「頭が重くなっていく」振りが見ててしんどすぎる…「もう、何もいらない」って台詞が流れた時には涙吹き出しかけました。観客を圧倒するような力強い歌い方もいいですが、この繊細な表現力も棗いつきの持ち味だよな…って改めて思いました。
あと、間奏の「Eins, Zwei, Drei, Vier...」に合わせて指カウントしたいってずっと思ってたので、たむの方からやってくれたのが本当に嬉しかった…最後0で締めるのも解釈一致です…

プロパガンダ
この曲、ちょうど前日にバンドっぽい曲予習しとこうって聴いてたんですよ!!
「掲げた拳のプロパガンダ」でみんなで拳掲げた一体感本当に良かったです。またやりたいなぁ…!

叛逆のキャスタウェイ
うおーーーきちゃきちゃきちゃ!!!!!
いなばさんの匂わせTシャツ通りやっぱ来たじゃん!!!
まーじでかっこいいですこの曲。
この曲、当時「覚醒」をまだあまり聴き込んでなかったのもあってセトリ予想記事には書いてなかったんですけど、書いた後に良さに気づきまして…めっちゃバンドで聴きたいと思ってたんですよ!まじでかっこいい…

ANAMNESIS
バンドアレンジ来た!
にしてもイントロからドラム激しすぎないですか!?
「Blow up, Blow up, Blow up…」で掛け声煽りしてたの良かったなぁ…

MC
ライブも残すところあと1曲。「天気雨の旅」についての話が始まります。そういえばこの時点で

「この昼公演だけでも他の夜公演と同じくらいの感じがする」
「これ夜公演天気雨の旅泣いて歌えないんじゃない?」

みたいなこと言ってましたっけ…私にとっては特に、

「私を幸せにしてくれた皆には幸せになってほしい」

この言葉が本当に沁みました。いつきさんが私たちに対してそう想ってくれてる、それだけでも嬉しすぎて既に泣きそうになってました。

天気雨の旅
満を持してのテーマ曲。
間奏で「迷いながら、悩みながら人生の旅を続けていきましょう!」
みたいに言ってて、その前のMCも相まって情緒ぶっ壊れました。
いつきさんも少し涙声になってるように聞こえました。

アンコール前
終わった後、多分3分くらいは泣き崩れてました。推しの歌を生で聴けたこと、そこでコールを叫べたこと、いつきさんが私達に「幸せになってほしい」と思ってくれていたこと、最後に「迷いながら、悩みながら人生の旅を続けていきましょう!」って言ってくれたこと…全てが夢のようでした。こんなことが現実にあっていいのか?って…。アンコール始まってからもしばらく泣き崩れてましたね…協力できなくてごめんなさい。バンドメンバーの皆さんが出てきた頃くらいからは何とか切り替えてアンコールに加わりました。

My Entertainer
アンコールこれかー!パラショ夜公演でも思ったけど、ハッピーエンド感が凄い!歌詞通りカーテンコールに相応しい曲ですね!この曲のおかげで何とか情緒を取り戻すことができたと思います。
あのダンスを生で見れてよかった…と言いたいところだけど、まだ完全に気分が落ち着いた訳じゃなかったのであまり記憶にない…そこがちょっと心残りです。
「届け"よーう!"」がとにかく可愛くて良かった…。

SEEK for MYSELF
この曲で締めるんだ!?
この曲は1stライブのストーリーの文脈が強いと思っており、他のライブで聴けると思ってなかったので嬉しかったです。これはつまりライブの表題曲であっても、どんどん他のライブで歌ってくれるってことですね!?
「棗いつきの旅」そのもののようにも受け取れるこの曲を最後にすることで、「人生の旅はこれからも続く」というメッセージがより強まる気がして良い締めだと思いました。

3. 夜公演

夜公演の座席はなんと、1階最後列のソファー席でした。
昼は初見の衝撃を目の前で味わい、夜は俯瞰で楽しめる、攻守揃った組み合わせです。
いざ座ってみると強者の眺めって感じがすごい。一段高い位置にあるからでしょうか。まるで関係者になった気分です。実際、隣にカメラマンさんいましたし。

曲の感想は基本、昼公演との差分となる曲だけ書いておきます。

Son macabre
この曲の直前のMCで「それでは新規の皆さんにも虜になってもらいましょう!」みたいに言った後、この曲名が出てきてめちゃくちゃびっくりしました。「そのMCの流れで来る!?」という気持ち、そして「それ先週歌ったよね!?」という気持ち。

そう、私は東京公演の1週間前の藍月なくる2ndライブにも行きましたが、そこでたむが歌っていたのがこの曲でした。あのパフォーマンスは凄かったですね…高低差のある広いステージを縦横無尽に駆け巡り、段差に片脚乗っけてガラ悪いポーズしてたのには惚れました。そしてサビの指揮者の振り付け…まさにHYPNOSONIC特典小説の"あの人"が憑依しているようでした。

まさかツアーでも歌ってるとは思わないじゃないですか!?指揮者の振り付けもやってるし…。なくちゃ2nd後のTLの流れからは全くそんな素振りは感じませんでした。ネタバレしないでいてくれた皆さん本当にありがとうございました。

この曲、ドラムがかなり荒ぶってて、生バンドで聴きたい!とは前々から思ってたんですが、いざ現地で聴くとたむの歌でブチ上がってしまいなかなかドラムにまで意識が向きませんでした…せめてディレイ配信でじっくり聴きたいと思います…

夏の残り香
昼公演でも歌ってたよね?って思うかもしれませんが、全然印象が違ったんですよ!!
昼は序盤は爽やかな印象を受けたのですが、夜はSon macabreの後というのもあってか最初から苦悩全開な印象でした。昼に爽やかだと感じたのが勘違いだったんじゃないかと思うほどに…
Cメロ以降の振りが多くなっているようにも感じました。暮れゆく影に手を伸ばしたり、頭に響く声を揺らしてたり…

余談ですが、私はHYPNOSONIC収録曲、特にSon joyeuxが大好きなのもあって、他会場での皆さんの感想を見るに「多分来ないだろうなぁ…」と思いつつも次にSon joyeuxが来ないか頭の片隅で常に警戒してたのですが、この直後が一番警戒していましたね…

Mirror
まさかこの曲が聴けるとは!これも私がかなり好きな曲の一つです。
実はこの曲を知ったのはファンミ前の待機時間で、「なんかすごい好みの曲流れてるな!」って思って後日記憶を頼りに探して辿り着いた曲でした。
この曲もバンドサウンドが想像できなくてどんな感じになるか気になってたのですが、この曲が聴けたこと自体が嬉しすぎてあんま覚えてないのが心残りです。ディレイ配信でじっくり聴きたい…

Seek for Myself
恐らくラスト1曲の前のMCが入るであろうタイミング、少し長めの暗転の後、MCに入らずこの曲が流れ出した時、観客のざわめきを感じ、そして察しました。
「まさか東京公演だけセトリ変わってるのか…!?」
そして昼公演でも聴いた、
「迷いながら、悩みながら人生の旅を続けていきましょう!」
というセリフ。「それこのタイミングで言うんだ…」と思いつつ、本編は終了しました。

天気雨の旅は?

後編へ続く………

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