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後見的支援制度のスタッフの役割

横浜市の後見的支援制度について、この制度にかかわるスタッフや協力していただいている「あんしんキーパー」について詳しくご紹介していきます。
まず、今回は、それぞれのスタッフの役割について紹介します。
※この記事中の画像は、横浜市社会福祉協議会・後見的支援制度のホームページ(パンフレット)より引用しております。

「担当職員」の役割

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担当職員は、初めてこの制度の利用をされる方の最初の窓口になる役割です。利用を希望されているご本人やご家族と面談を行い、まずはこの制度について知っていただくとともに、もし、この制度ではなく、他の支援が早急に必要と判断される場合や、この制度ではできないことをご希望されている場合には、適切な相談機関へおつなぎいたします。(この場合、ご本人やご家族の状況がある程度落ち着いたところで改めて、ほっぷにご連絡いただければと思います。)
また、より多くの地域の方に制度を知っていただき、障害者の見守りやこの事業に協力していただける方を増やす活動を行っていきます。(この部分については、次回の記事「あんしんキーパーとは?」にてご紹介していきます。)

「あんしんマネジャー」の役割

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あんしんマネジャーは、登録しているご本人やそのご家族の、ご希望や将来の心配事を聴き取り、今後どんな支援者にどのようにつながればよいかなど、後見的支援室として、どのようなお手伝いができるのかを考え「後見的支援計画書」にまとめていきます。
マネジャーと担当職員が(サポーターが入る場合もあります)ご本人やご家族のこれまでのこと、今のこと、これからのことを、数回に分けて、じっくりお伺いしていきます。
※ご本人やご家族の状況により、上記以外の対応を行う場合もあります。
お伺いしたことを基に、計画書を作成します。計画書では以下のようなことを呈示します。
➀サポーターとの面談頻度、実施場所、方法
②どなたにあんしんキーパーをお願いするか、いつからお願いするかなど、 
 あんしんキーパーに関すること(お願いしないもふくめて)。
③将来を考えるうえで必要な情報提供について
④連絡を取り合うことができる他の支援機関との連携について
これらのことを、ご本人、ご家族に確認していただき、同意を頂くと、担当サポーターによる面談がはじまります。
サポーター面談を続けていく中で、ご本人やご家族の意向が変わっていないか、新たなご希望や不安がないかなどを確認し、定期的に後見的支援計画書を見直していきます。

「あんしんサポーター」の役割

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あんしんサポーターは、登録しているご本人、ご家族と、定期的にお会いします。その方を直接担当し、お話を聴いたり、状況を確認していくスタッフです。
「あんしんキーパー」と「あんしんサポーター」は名前が似ているので間違えてしまう方も多いようです。
ほっぷに来るのが難しい方は、ご自宅に訪問していますが、来所が可能な方は、ほっぷに来ていただいています。
マネジャーが作成する支援計画において、ご自宅や通所先、余暇の場所への訪問が位置付けられている場合や、マネジャーが訪問が必要と判断した場合には訪問させていただく場合もあります。
※これらの訪問は、私たちがご本人の生活の様子を知り、今後ご本人の将来を一緒に考える時に、よりリアルにイメージできるようにと行っているものです。ガイドヘルパーのように付き添って支援を行うためのものではありません。

次回のPart2では、「あんしんキーパー」について紹介していきます。

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