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年初め

年末年始をゆっくり過ごせたことは、数える程しか無い。大体が実家に帰省し、地元の友人と会うか、家の手伝いで何やかんやするか、だ。
ここで問題になるのが、自分の時間の確保が難しいこと。私は自分の時間が少ないと調子を崩すタイプなので、中々に重要なのだ。しかし、有難いことにお誘いが多い。このタイミングで会わねばまた1年後か、或いは縁が遠くなってしまう友人からのお誘い。この日は友人に会わない日、というのを設けても、当日滑り込みで予定が入ったりする。有難いことなのだが、今回ばかりは予定を詰めすぎたらしい。バイオリズムにガタがきている。

『人はなぜ友達を作るのか』という本を最近読んでいる。まだ1/4しか読めていないが、人は150人までしか友人を作れないそうだ。キャパシティ的に。そもそも150人も友人いない…と思ったが、その中でメインとなる友人関係は5人程だという。時間という限られたものを使って人付き合いをするのだから、同じ友人でも、自然と使う時間に差は出る。大いに出る。

去年1年を振り返ると、社会人のこの歳にして友人が増えた(と自分では思っている)。とても有難いことだ。そして自分は今、時間の配分に恐らく苦慮している。自分の時間は必ず必要だが、友人も大切だ。きっと今は、友人におけるグラデーションが定まらずに流動的になっているから余計にそう思うのだろう。クワロマンティック自認である自分にとって「重要な他者」たりうる友人に変化が起きた故に、グラデーションがぐにゃぐにゃになっているのだ。あとは単純に、自分のキャパシティを超える友人関係を築いているのか。これはある程度時間が解決してくれるのを待つしかない。猪突猛進である自分の性質をよく理解し、省みて、一人の時間の確保に勤しむほかない、とも言える。

今もそうだが、去年も「休日が足りない状態」であった。行きたいところ、やりたいこと、会いたい人が多い、多すぎるのだ。
しかし、そのためのエンジンとなる気力は有限だ。人より少ないとさえ思う。
どうそれを分配するか。
恐らく無意識に分配されているだろうから、意識的に分配する量は少ないであろう。その少ない気力を何に回すか。優先順位をつけるのが苦手な私にとっては課題だ。
そもフィーリングで生きているが故に、「これだっ!」と思った瞬間には何がしか行動してしまっているので。きちんと休む休日を意識的に作らねばならない。

2024年にやりたいことリストを去年末から作り始め、2024年を待たずして、去年末から既に着手している。思い立ったが吉日、やりたいことをやりたいときにやる。ただ少しだけ、休むことにも注意をむけたい。そんな年初めである。

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