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【さしすせそ後記01】enに感謝を -生誕10,000日記念動画-

はじめまして,蒼都(あおと)です.

年始に斉藤朱夏さんの生誕10,000日記念動画が上がり,これを書くとTwitterで言い始めてから約1ヶ月…早いですね.
これはその裏話的なところをざっと思い出せる限り記したもの,編集そのもののことだったり,そうじゃないところだったりします.苦手な方はブラウザバック推奨
 
それはともかく年内に動画編集の話をTwitterで話してたら意外とAviUtl使用者多くてニコニコしてた,みんな編集頑張ろう
 
 
初めてこういうところで動画を作ったしこういう文章を書くのも初めてなので拙い点多々あるかと思いますがお付き合いください
 
まだ未視聴の方いらっしゃいましたら視聴してから読むことをお勧めします.

ざっと書いていることはこんな感じです.なんか知らんけど5000字超えてます.



1.今回担当したきっかけ

さて…前提として,私は斉藤朱夏さんが,彼女の紡ぐ言葉や発する音楽が,そしてみんなで作り,遊び,楽しむ,そんな斉藤朱夏さんの現場が大好きです.朱夏さんだけでなく,支えるバンドメンバーや袖で全力でライブを楽しんでいるスタッフさんたち,そしてあたたかい朱夏人の皆さんもぜーんぶ含めて.
そして今回動画作成の話が企画参加者内で持ち上がった時,忘れもしないあの日を思い出しました.

2023/8/16 朱演2023 ライブハウスツアー 愛のやじるし 東京公演

そう,声出し解禁になったLHT初日,そして斉藤朱夏さんの誕生日.もちろんライブそのものもよかった.このひとことでは全く言い表せないほど楽しくて,素敵なLHTの幕開け,しかも場所はSpotify O-EAST.誕生日に,たくさんの声を私たちから,“声をきかせて”と歌う朱夏さんにようやく届けられた.
そして誕生日広告企画.初めてこのような企画に参加し,渋谷駅の広告に写真を撮りに行った先で,朱夏さんご本人に会うことができました.これだけで脳がバグってまともなこと喋れた記憶ないけど,お誕生日おめでとうございます,だけは言えたという記憶が残っています.なぜか朱夏さんに見守られながら広告の写真を撮り*1(本人に見守られながら写真撮るなんてことある!?),肩をぽんぽんされたの,本当に書いてて自分でもよくわからなくなっている.
 
きっとこれも何かの“縁”だと思いました.2023年から始まった新しいFCの名前が「en」で,その由来を朱夏さんがFCとかで綴っていたように.
企画に参加して,広がった縁.つなげてくれた企画そのものに感謝しつつ,自分でも何か貢献できるところはないのか,そんな中で今回の記念動画の話が持ち上がり,辿り着いたのが動画作成を引き受ける,ということでした.

そんな難しいこと考えなくても,という人もいるのかもしれません.
でも,推しに届ける,ましてや生誕10000日というそうそうない節目企画.そんなものを生半可な気持ちでできるわけないでしょう?自分で言ったことには責任も持たないといけない,辛かろうが自分がやるって決めたんだろ?と問うことでいつも乗り切っている節があるのがこういうところで響くのかもしれません.

2.編集そのもののモチベとか

さて…まず動画作成,あるいは創作全般的な話をします.動画編集,特にいい動画(定義は曖昧)を作るうえで重要視,というか心に据えていることがいくつかあります.

  • 動画編集は時間自分の編集力妥協点との戦い

  • 自分も思いを持って編集に取り組む

そもそも動画編集って何だ?って話から.
私は,「時間と編集力と自分の妥協点との戦い」 と,勝手に思っています.今回は時間に負けたような気もするのだけれど…(見た人はわかると思う,本当は自分で各種素材も作りたかった)
そもそもの話,自分が動画編集に手を出すきっかけとなったのはとある実況者さんの「いい曲選んでそこそこ編集できればいいPVできます」という言葉をきいたからです.PVじゃなくてもこれは全般いえるんじゃないかと最近思ってる.以降動画編集するようになってからこの言葉を支えにしているみたいなところありますね.
この実況者さんには,絶対にできないこと(完全にセンスとかが絡むようなもの)じゃなきゃ挑戦してみるのはいい、頑張ればできることならやってみろ,みたいなところも影響を受けてたりする.もしこれで誰か判ったという人がいればどこかで答え合わせをしましょう.

納期が決まっているとして、工程組みから実際に手を動かしてやる,ここまではセオリー通り.問題は満足するところまで作りこめるかどうかです.編集力がある程度来るとここが時間との戦いになってきます.妥協点をどこにするか、は動画によっても異なるのだけれど…作りこみとしては全体の統一感をより出すとか、逆にごちゃごちゃしすぎないほうがいいとか,色味若干調整するとか.コマ送りで全編確認しつつ進めます.ちなみにですが参加者さんのメッセージの表示時間は1/60秒単位(動画作成の1フレーム分,最小単位)で同じにしてる.当たり前っちゃ当たり前だけどこういう細かい所を気にできるかどうかは動画作るうえで大事かも?

 2点目
みなさんの大好きを伝えるには,自分もそこに熱意を割かないといけない,とは思ってます.これは自分が動画作成だけでメッセージ等を載せない場合でもそうだと思うし(中々そのような機会は訪れないのだけれど…),そのためにある程度の時間は割かないとなぁと思っていますし,ここがスタートラインだと思う,個人的には.
あとは自分が引き受ける,といったからには頼んでくれた方に,見てくれた方に満足していただける(あるいはこの人に頼んでよかった、と思っていただける)出来のものを作る,が最低ラインだと思っています.今回だけでなく,これからもなのだけれども.そのための時間はかけないとなぁ,とこれを書いている今も特に感じています.
動画を作る以上,編集者の意図なるものが入ってしまうからね,そこでなんか違うじゃん,ってなりたくないわけだ(入れてもいいときもあるけれど).

3.動画構成の裏話

今回は編集ソフトの扱いに慣れてきていたのもあり,実際に編集する時間よりも,構成練って,必要なものを探す時間の方が長かったかもしれないなぁと思っています.
どのあたりにどのパーツ持ってきて,それをどの効果でどう動かすか,という設計みたいな段階ですね.
ここをしっかり定めないと後々やり直し,みたいな作業増えるのではじめにこの部分を満足できるレベルで作れてしまえば,あとはそれを形にしていく段階.最後に追加でエフェクト加えたりBGMとの兼ね合いとで調整とか、さらに作りこみの部分(前述の通り時間との戦い)をします(どうしようもないときはここがなくなる.ここ抜きでも十分な出来にしないといけないなと思ってパーツ探しとかを進める.).
 
ここで少し脱線しますが編集の大変さもまちまちで…

  1. 動画ファイルベースに調整・エフェクト追加を行う

  2. 画像ベースに動かすものが決まっている(固定画像+文字とかの類,Lyric Videoとかこういうのある)

  3. 画像ベース,かつかなり自由度高めのもの(今回みたいな)

正直3.が一番編集は大変,自由度が高いから.今回はいただいたテキストのメッセージから画像に落とし込み,それを動かす,なので.カード部分のデザインの段階,背景やその他パーツ,動かし方とかかなり練り練りこねくり回してた.(だからこそ,その辺のセンスは磨きたい)
 

ここからは動画の各部分詳細の話.
元旦が生誕10000日記念日であり,ソロデビュー5周年Yearスタートなのもあって,今までの軌跡を辿る,というテーマのもといろいろ作成していました.

<曲とモチーフの話>

CDのリリース順,それ以上は考え(られる時間が)なかった.
そこにモチーフを当てていく,という案は1週間前にパッと思いついた,判断が遅すぎる(それまでまともに編集できてなかったのもあるけど).
決めたらモチーフで使えそうな曲とモチーフのリスト作成,急遽だったので自分の思いつく範囲内(ライブやPVを参照しながら)で当てました.
素材は各種サイトから集めてきたけどなるべく同じようなテイストになるように気を付けはした,実は一部手描き素材が混じっている.
この曲こんなのもありでは!?みたいなのがあったらどこかで送っていただけると…後学のために…

<フォント・文字の話>

みやすく,でもある程度ばらけさせたフォント.
全部同じ,も考えたけど単調すぎたので没.前述の曲モチーフとの噛み合わせも考えた色にはしたつもりです.
フリーフォント漁っているときが一番自由で楽しいまである.高校の文化祭で看板を手描きするために友人と探してたのが懐かしい.
AviUtlの制御文字は改めて偉大だなと感じた.今回の編集前に使えるようにできたので他のアプリやソフトでの作業を減らすことができました.

使ったフォント一覧↓

  • 細成りフォント

  • はちまるポップ

  • フロップデザイン

  • マカポップ

  • アームドバナナ

  • メイリオ

ちなみに個人的には細成りフォントのちょっと太めのが好み,普段のスライドはMSPゴシック派です.

<お名前部分>

色,模様等すべて手作業.だいたいスマホのibisPaintで作成しました.
サイズと,曲モチーフを1人ごとに割り振ることを決めた後で色の調整とかはした(それに合わないとどうしようもないので).
柄と色の組み合わせで19パターン作った.
ここだけは色も,フォントも統一,他がばらける分揃えるところは揃えたいなと思って.

<イントロ・エンドロール>

  • うまいこと曲を流すタイミングをはめる

  • 長引かせ過ぎずに転換する

この2点は特に心掛けました.オルゴール音源は要所にしか使わないと決まっていたのでその雰囲気に合わせないといけないのと,メッセージ部分の音源は尺込みで悩んだところ.ちなみに今回は騒音のない世界さんのガラスの金魚(Orgel Ver.)*2です.その他サイトもいろいろ漁りはしたものの結局騒音のない世界に戻ってきてしまう.フリー音源お探しの方,おすすめですよ.
今回はしっかりロゴみたいなのを作るような動画じゃなかったからよかったけど,タイトルがしっかり決まっている場合にはそれについても考えなきゃいけないからね,今回は楽だったのかもしれない.
イントロ・エンドロールともにフレア(後ろの赤い光)がいい味を出してる.ちょっと重いのだけれども雰囲気を出すにはこれがちょうどいいと思っています.汎用性高め.
エンドロールは急遽皆さんから集めた写真を出しつつパーティクル出力.
AviUtl使用勢,カメラ制御を使えるとかなり編集が面白くなりますよ.沼にハマっていくけど.

4.あとがき・その他雑記

今回は自分でいうのもなんですがレイヤー構成を当社比きれいなまま終えることができたので成長しているはず(初めてがっつりシーン活用できた).
  
編集どこで勉強した?という声があるのかもしれませんがソフト入れて自分で手を動かすのが一番いいと思いますよ.Webで検索すれば多種多様なスクリプト出てくるAviUtl はそういう点ではいいのかもしれない.ソフトに関してはお金をかけられるかどうかも含めて選択肢が多いのですが私は書けません,過去の遺産といわれようが私はAviUtlしか使ってないので…

<反省点>

編集の手を動かし始めるのがかなり遅かった,異次元フェスの余韻に浸りすぎた(その他締め切りにかなり追われていた,もあるけど).
結果参加者の方に急遽でのお願いすることが増えてしまったので申し訳ないです.
 あとやるなら素材は全部手描きしたかったねぃ.

<最後に>

本企画に関わった皆様,そしてこれを読んでくれている方,本当にありがとうございます.朱夏さんへの朱夏人の思いをこのような形で届けることができて嬉しかった.
FCイベントの朱夏学園のお見送りの時とか当選したBlu-rayのリリイベで朱夏さんに「今頑張っているので!年始いい報告します!」って言って自分の逃げ道なくしつつ頑張るパワーをもらっていました.
そして動画のTweetに朱夏ちゃんがいいねを押してくれたので,もうこれだけでまた当分は頑張れそうです.お手紙もそろそろ書きたいねぃ.

あと、こういう製作の裏話とか大好きなので発信があると私が助かります.

こんなことを書いている間にもほかのところで動画作成のお話があったりするので,まずはそのスタートラインに立てるように努めている期間かもしれないなぁ.

”良い動画”,作れるように精進しようと思います!


*1
この記事参照,読んでひっくり返った

*2


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