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【選挙】20代の僕が投票先を『政党』ではなく『人』で選ぶ理由

「選挙は政党ではなく、人で選べ」

──高校生の頃、世界史の教師が言っていたこの言葉を選挙のたびに思い出す。

しかし当時の僕はその言葉を「ふーん」程度にしか思わなかった。ぶっちゃけ心に響いていなかったのだ。だってその当時僕は高校生ながら自民党を応援していた。そう政党で選んでいた。

とはいえ別に自民党が好きというよりは、応援したい野党がいなかった。当時は確か集団的自衛権のことで与野党が対立していた記憶。山本太郎の牛歩なんかもあったな。

高校生の僕にとって野党は政権をとるには頼りなく、外交や国土防衛を任せられるのは自民党だろうと感じていた。唯一まともそうなのは維新だろうか。その認識は残念ながら今もあまり変わらない。ただ、僕自身は変わってきた。そう、選挙のときに政党ではなく人で選ぶようになった。

僕はスーパークレイジー君に投票した都民です

僕が政党ではなく、人で選ぶようになったきっかけは彼だった。スーパークレイジー君こと西本誠氏だ。

ああ、僕自身もイカレちまったのかもしんねえ。「こんな見た目のやつに投票するなんてどうかしてる」──そう思った人もいるかもしれない。実際僕も西本誠氏、というかスーパークレイジー君を見たときはそう思った。

だが僕は彼の見た目ではなく、内面を見て反省したのだ。それが下記、当時の都知事選の放送。

 フルバージョンも見た。

実を言うと僕が政見放送をフルでちゃんと見たのははじめてだった。だって今までは政党で決めてきたから、政見放送なんて見る必要がなかった

だから言ってしまえば僕はスーパークレイジー君がきっかけで出馬する候補者個人に興味をもち、たとえばその人がコロナ、外交、防衛、経済、ジェンダーなどに対してどう考えているのかなどアンケートも見るようになった。

そこで気が付いたのが確かに野党は頼りないかもしれないが、中にはまともそうな人がいるということだ。こうして僕は政党ではなく人で判断するようになった。

政党で選ぶデメリット

はじめての投票は政党で選んでいた。もちろん自民党だ。とりあえず自民党に入れれば安定だろう。そう思っていた。

しかしその行為、政党で選ぶと自分で自分の首をしめることになるかもしれない。

たとえばあなたが選択的夫婦別姓に賛成or反対だとする。でもあなたはいつも政党で選んでいるからとりあえず政党Aに投票した。

しかしその立候補者は選択的夫婦別姓に反対or賛成だったらどうだろう。結果として自分と考えが逆の候補者を応援してしまうことになるのだ

まさに肉屋を応援する豚になりかねない。これこそ投票先を政党で選ぶデメリットだ。あなたが「どうしてもこれだけは譲れない」という政策があるなら政党ではなく、人を見て選ぶと言い。意外と同じ政党の中でも人によって考えがばらけていたりする。

でも何を見て判断すれば良いのか。僕がちょうど良いと思うのがNHKなどの候補者アンケートだ。

候補者アンケートはおもしろい

さすがに政見放送を全員分チェックするのは難しいだろう。だからパッと手軽な候補者アンケートを見て投票先を決めるのが良い。

候補者アンケートを見ると、出馬する人の個性が見えてくる。

たとえば東京23区の小倉まさのぶ(自民党)と伊藤しゅんすけ(立民)のアンケートを見てみよう。

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野党は与党を批判し、与党は与党を肯定するのが自然なので政府の対応に対する回答は見てもしょうがない。なので、たとえば年金制度は持続可能か国会議員に定年を設けるかなどは自分自身の考えと照らし合わせて見ると面白いだろう。

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また、人によっては気になるであろう選択的夫婦別姓、同性婚などの回答もチェックすれば自分で自分の首をしめることもなくなるだろう。

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できればアンケートは複数見ると良い。他の民放テレビ局が行ったアンケートでは違う設問があるので、より自分の考えと近い候補者が誰なのか分かるだろう。

アフターピルの販売や、選挙のインターネット投票に関してなど色々ある。

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まとめ 投票しても無駄なのか?

せっかく自分が投票先を人で選んでもその人が落選したら投票にかけた時間は無駄だろうか?

僕は長い目で見れば無駄だと思わない。なぜか?特に僕と同じ若い世代に言いたいが、なぜ僕らはコロナ禍で悪者にされたと思う?

答えは簡単。投票に行かないと思われているからだ。そう思われた世代はなんにも優遇されない。

政治家からすればどうせ若者は選挙に行かない。だから悪者にしても次の選挙で自分の票に影響はない。しかし選挙に行く高齢者を悪者にしたら自分の票が減るかもしれない。だから高齢者にアピールするために意味があるのか謎のコロナ対策をして学生の日常をつぶしたのだ。

そう、なめられているんだよ若者。だから政治家にこう思わせる必要がある。「若者はお客様なんだ」とね。

そのためには投票率を上げる必要がある。そのために選挙に行くんだ。

以上です。他にもこんなnoteを書いています。


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