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かわいい、きれい、かっこいい

こんばんは、あおです。
今回はあきやさんが問題に出されている
「かわいい、きれい、かっこいい」
問題について考えてみたいと思います。

といっても、これは正直自問自答を始める前から自分の中でなんとなくわかっていたところではあるんですよ。

ずばり、自分の理想形態は「かわいい」です。

Q「かわいい、きれい、かっこいいという言葉を言われたらどんな気持ちになりますか?」

◆かわいい

言われたら素直にうれしい、と思う。
あんまり言葉の裏側を読んだりしない人間なので素直にありがたく受け取っておきます笑。

自分にとっての「かわいい」は色々あります。
単純にデザインで言えば、レトロポップなデザインやアンティークなアイテム、コスメだとジルスチュアートとかラリンとかその他もろもろ、子猫や子犬とか、リリーブラウン系列の服や古着屋に置いてある服も「かわいい!!」って声に出てしまう。心惹かれるものを見つけた時、言葉に出るのは「かわいい!!」が圧倒的に多い。

あとは人間性で言えば「愛嬌がある人」。
愛嬌は人間社会で生きる上で最強スキルだと思っています。
自分の近くにも愛嬌のある人はたくさんいて、その中でも理想のモデルがいるので尚更そう思います。
それが誰かと言うと、自分のおばあちゃんです。
80歳近くになっても元気で溌溂としていて、笑顔がチャーミングな自慢のおばあちゃん。好奇心も旺盛で読書もスポーツ観戦も好きでファッションも好きで、観劇は流石に体力が追い付かないらしいけど、自分が借りたり買ってきた映画や演劇の円盤を実家に持っていくと一緒に鑑賞大会が始まります。
その際に自分の知らない、新しい世界を見つけるごとに素直に感激し、心躍らせ、時には胸を打たれて涙し、一緒に楽しんでくれる。
新しい発見があるたびに「こんなこともあるんやね!最高!頑張って生きててよかった!あおちゃんありがとう!」が口癖です。
他の人に対してもそんな感じなので友達が多く、そのご友人とも楽しくおしゃべりして人生を謳歌している、大好きで自分の憧れのおばあちゃん。
ご友人と別れる際は必ずと言っていいほど「もっと一緒にいたいわ~!楽しすぎてすぐ時間過ぎるんやもん」と言われています。

「一緒にいて楽しい!もっと一緒にいたい!」と人に思ってもらえるスキルって最強スキルだと思うんですよね。

あと甘えるタイミングが絶妙。人を不快にさせず、ちょっと笑っちゃうくらいに直球で甘えてくるので「しゃーないなぁ」って許しちゃう。

自分にとってのかわいい人とは、自然体で朗らかで感情表現が豊かで、その人を思い出すときに真っ先にその人の「笑顔」が浮かび上がってくる。一緒にいると心が温かくなる。そういう人を指します。
自分の「かわいい」の理想形態がまさにこれなのです。

世間でよく聞く「かわいいと言われると馬鹿にされたように聞こえる」というのが正直どうも理解できなかったんですが、自分の中では「かわいい」とは「生き抜くための力強さであり筋肉」だと思っていたからなのでは…と書きながら思いました。

ちなみに自分は今まで記憶のある中ではかわいいとは言われたことないけど、「びっくりするくらい毒気ないし素直だよね」とはよく言われます。褒められてるのかどうかは知らん笑。

◆きれい

言われてもピンと来ない、と思う。
街中で「綺麗ですね」と声をかけられたとしても、うちの後ろの人でも声かけたんかな?ってなっちゃう。

でも「きれい」は好きです。
自分の着る服を考える時は色とかシルエットとかのトータルコーディネートを無意識に考えてるし、この服ならメイクはこれだな、アイテムはこれだな、と頭の中で全体の調和を取ることを考える癖があります。
自分の理想の部屋も「きれい」に分類されると思う。余白があって整頓されている空間。
休みの日に時間を頑張って取って部屋を綺麗に掃除するのも好き。
花もそうですね、花については「かわいい」と「きれい」の共存だとも思うけど。
香水も好きになりがちなのは「きれい」と世間的に言われているものが多いように思います。
ジェニファー・ロペスのグロウバイジェイロー、ボンド・ナンバーナインのセント・オブ・ピース、ランバンのエクラ・ドゥ・アルページュ、シャネルのココマドモアゼル…
香水はいわば「透明な言葉」なので、結構個性がわかりやすいと思う。
軽やかでフレッシュで上品、どこか繊細で儚く、清潔感があって優しい。
ココマドモアゼルに関しては「小悪魔的なかわいさ要素」もあると思ってるので、厳密にはちょっと違うんですけど。

きれいな場所、と聞いて真っ先に思いつくのは百貨店です。
内装が華やかで落ち着いている、というのもありますが、お店の雰囲気というか接客スタイルも、世間がどうとかはあまり考えないで、その人が何を求めているのか、という個人に寄り添ってくださる丁寧な接客の方が多いので、スマートできれいだな、と思います。
あとは図書館とか美術館、博物館。
どちらも雑音がなく、ストレスなく目の前の作品に集中できる空間ですね。かつ必要な時はさっとスマートに対応してくださる、そういう洗練された雰囲気があります。

曲で言うなら真っ先に思いつくのはクラシック曲が多いですね。
ショパンのノクターンとか別れの曲、フォーレのシチリアーノ、リストの愛の夢、ドビュッシーの月の光、エルガーの愛の挨拶、シューベルトのアヴェ・マリア…
繊細で柔らかくて優美で、どこか切ない曲調が多い気がする。

自分にとっての「きれい」はスマートさ、雑音が少なくつるりとしているさま、洗練されている、優しくて軽やかで上品、と同時に切なくて刹那的で繊細で儚い、というイメージがあります。

◆かっこいい

これも言われてもピンと来ないと思う。
あと自分には一番遠い概念な気もする。

「かっこいい」と聞いて真っ先に思いつくのは曲ですね。
ロックバンドとか、ジャズとか、題名ある曲を挙げるならパイレーツオブカリビアンとか、劇場版名探偵コナンの天国verのアレンジメインテーマとか最近だと魚影verのアレンジメインテーマとか…
低音がゴリゴリに効いていてどこか色気があって、聞いてるとテンションが上がる曲が大体かっこいい曲多めな傾向があります。
ギターやベースやドラムがガンガンに暴れまわってる曲好き。
元気出したい時にかっこいい曲を聴いてエネルギーを拝借してます。
あと、バンドでもクラシックでもそうなんですが、自分の弾いている楽器や奏でている音楽、その場の空気に全集中して、無我夢中で音楽を楽しんでいる様を見ると「かっこいいなぁ…」と思います。

人間性で言えば…頭の回転が速くて仕事が早い人?
「堂々としている」も「かっこいい」に分類しようと思いましたが、愛嬌ある「かわいい」同僚も、所作がスマートな「きれいな」同僚も、みんな「堂々としている」から違うな、と思いました。
頭の回転が速く、状況を把握し、相手の二歩三歩先の手を読んで、自分の思い描いた未来を実現するために的確に手を打てる人、が自分の思う「かっこいい」だと思う。

あとは「自分の見解を自分の言葉(技術)で述べられる人」
youtube(動画系)では稲葉百万鉄、スーツ、山田五郎、柴崎春通、料理動画のGenさんが好きでよく見てるんですが、共通しているのは「自分の見解(哲学)があって、自分の言葉(技術)で伝えられる人たち」なところだと思います。

稲葉百万鉄さんは、個人的にドキドキ文芸部の解説動画が一番わかりやすいと思うんですけど、ドキ文感想会②で「第4の壁って舞台用語で劇場の奥と左と右に3つ壁があって、さらに見えないけど舞台と客席との間に第4の壁があるんですよっていう考え方ですよね。ゲームもそうなんですけど。で、実況動画ってその第4の壁を経てゲームを遊んでいる実況プレイヤーと視聴者との間にさらに5つ目の壁があると思っていて。俺はその第5の壁を介しているっているのが実況動画の面白いところというか、自分でプレイするのとはちょっと変わったゲームの楽しみ方につながってると思ってるんだけど」と語っていて、こんな的確に言語化できるものなのか…と。
(これ以外も感想の言語化がすごいので、ドキ文プレイしたことある人はぜひ稲葉百万鉄の感想回を見てみてほしい笑)

スーツさんだと「ディズニーランドに行って鉄オタの知識で全力で楽しむ」動画シリーズが好きなんですけど。
ディズニー知識ゼロなのに自身の持っている知識量で設定を理解できている様が面白いんですよ。(そのえぐい考察に耐えうるつくりをしているディズニーもすごいってことなんですけど)
あと茶化すんじゃなくて真面目に全力でディズニーを楽しんでくれているところもいいんですよね。
この動画内で出てくる「現実をよく知ってないと具体的な夢を見ることはできない。現実の国でもあるんだなここは」という言葉に打たれました。

山田五郎さんは言わずと知れた評論家なのですが、名画たちを独自の視点から歯に衣着せぬ見解でバッサリ解説しているのが面白いんです。
なんとなく昔の天上人のようなイメージのある偉大な作家たちも、良くも悪くも一人の意志や感情のある人間であり、絵画にもその当時の国の情勢や流行が反映されていて、人間の歴史というのは一枚岩ではいかないものだ、というのがわかるので、絵画という存在がぐっと身近に感じられるチャンネルだと思います。
個人的には中野京子さん(自分の好きな「怖い絵」シリーズの作者)とのコラボという好きの乗算のような回が好きです。お互いの教養レベルが同じなので会話がラップバトルみたいな軽快さすら感じる。

柴崎春通さんは穏やかで優しい語り口で、雰囲気的には「かわいい」要素もある方だと思うのですが、長年培ってきたスキルと観察力で文字通り弘法筆を選ばず、どんな画材にもチャレンジしてえげつないクオリティの絵を描かれる方です。デッサンの動画を見ていても無駄な動きがなく、最初そんな色を置くの?と驚いても最終の出来上がりの立体感が半端ないので、この構図を組んで逆算して描いていらっしゃるんだなぁ…と思う。かっこいい。
あとどこかの動画のコメントで「人生は長いのでお互い最後に傑作を残すつもりでやりましょう」と返信されていたのも痺れました。絵描きという自分のスタイルに誇りがある様がにじみ出ていて好きです。

Genさんは「昭和97年の深夜料理番組」でおなじみの方なんですが、個人的にはそのほかの動画もクオリティが高くて好きです。
料理という行為や食材に敬意をもっているのがわかるというか…。
後付けの面白解説で独特の世界観を作るのもできるし
素朴に、丁寧に料理に取り組んでる様子がわかる上質系ASMRも作れる。
いい意味で隙がない動画づくりをされてるなあと思う。


急に推し語りが始まってしまいました、すみません。

「自分の世界観、哲学、見解を自分自身の言葉(技術)をもって表現できる人」をかっこいいと思ってるので、ざっくり言っちゃうと表現者と呼ばれる人たちは大体「かっこいい」ゾーンに分類されるんじゃないかな…?自分にとっての自問自答ガールズのみなさんも「かっこいい」ゾーンの仲間だと思っています。(あれ、それじゃあ自分も「かっこいい」ってことになるのか…?笑)

自分の理想形態

冒頭でも中間でも言っちゃってるんですけど、自分の理想のなりたい姿は

自然体で朗らかで穏やかで、出会いに感謝を忘れず、誰かが私を思い出すときに真っ先に「笑顔」が浮かび上がってくる、そんな優しくてあたたかな強さを持った「かわいい(愛嬌のある)」人

この姿だと思います。
うん、コンセプトつくりのワード結構集まってきたんじゃないでしょうか。
そろそろ腰を据えて考えてみます。


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