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FC東京 2022 全選手短評

はじめに

2023年シーズン開幕10日前の今日この頃、久々に筆を執りました。
「今年は優勝する!優勝しそうな気がする!」という気持ちが沸き上がって、今年はちょこちょこ何か書きたいと思いましたので、Twitterに投げたもののお焚き上げ兼リハビリで2022選手短評を書き起こします。
※選手の去就発表前に書いたので、去就に言及あったものは追記してます。

GK

・児玉
今シーズン出場無し。今季は実質GK3人体制で回してたことを考えると
大志を戻すか児玉を残すかの選択か。おそらくチームとしては残したいだろうけど出場機会を求めれば移籍だよなぁ。
⇒更新感謝!!プロフェッショナリズムにあふれるベテランGKは
 こんなんなんぼあってもいいですからね!

・波多野
ルヴァンやクバ不在時にしっかりと実力を誇示。サイズもあり足元も伸び、
個人的にはJ1でも中〜上位の実力だと思うが、いかんせん壁が高い…
来年もカップ戦担当兼第二GKだと思うが、湘南の谷がガンバに戻るらしいのでワンチャン後釜レンタルもあるか?
⇒J2長崎レンタルとなりました。昇格目指せる選手層のチームに正GK待遇で   
 レンタルなので個人的には歓迎です。貸した波多野(伸ばして)返せよ!

・クバ
仙台からやってきた神は東京でも神だった。特に序盤戦はクバ神がもぎ取った勝ち点のおかげでこの一年の旅の資金が出来た。足元はまだまだ不安が残るも、チームで出しどころを整理した分怖いシーンは減った。あと、ギリギリの所で、チャレンジングな「1人かわしてミドルパス」とかする心臓が守護神の守護神たる所以だなと感じる。来年も頼むぞ!

・大志
シーズン途中で岩手に移籍。経験は積めたがチームを残留させることは出来なかった。チーム同士のパイプ的に、来年は大宮に居そう。波多野の成長曲線を考えるとFC東京の一員として残された時間はそう長くはないので頑張ってほしい。
⇒こちらは予想はずれてレンタルバックでしたね。波多野のチャレンジの
 タイミングでのバックなのでカップ戦で、どこまでポテンシャルを
 見せられるか。波多野との次期守護神争いはまだ後塵を拝している認識。

・林
よく怪我を治した。それに尽きる。
来季はお金さえあれば湘南か?J1は各チーム層が厚いからどうなるか。
⇒仙台に完全移籍になりました。クバとの時差トレードです。
 仙台も昇格候補なので、来年の対戦をお待ちしています。
 玉座で待つ。(予定)

CB

・森重
キャプテンとして1年間お疲れ様でした。チームの変革で1番プレーに変化を求められたCBで結果を出し続けたのは立派。エース封じの森重とカバーリングの鬼の木本というコンビはとても良かった。昨日(※最終節)の挨拶で納得がいってない様子だったので安心。キックの精度が悪い日が出てきてるのはここ数年言われてた足首痛の影響か。あと、スピードがそろそろ厳しくラインの上げ下げをダイナミックに行えないあたり森重にシャーレを掲げさせるには来年がラストチャンスか。覚悟の2023。

・岡崎
足元のあるCBとしてアルベルサッカーで期待されたが、思うような結果は
出ず。ただ、出た試合でのボールの晒し方は他の選手より強気でよかった。
来年はカップ戦もう少し残ってチャンスを増やしたい。
⇒と思っていましたがロアッソ熊本へ完全移籍。新たなキャリアを歩むこと
 になりました。上で触れたように一番の強みはベビーフェイスに似合ず
 強気な精神性にあると思うので、若いロアッソではいいアニキになって
 ほしい。24歳は全然若手!心枯れずに咲き誇ってくれる事を祈ってます。

・木本
今シーズンの影のMVP。(言うほど影でもない。) 元から注目されてたパス精度、スルーパスの部分は期待通りで攻撃の起点になってたが、それ以上にカバーリングがエゲツない。J1トップのクリーンシート数を記録したFC東京の防波堤として危機を何度も救った。少し後手踏んでも冷静かつ大胆にクリーンなタックルで回収出来るのすごすぎ。森重の後継者は決まった。

・木村
森重不在の鹿島戦でクリーンシートを達成しJ1級であることを証明。
それ以外は3バック時に跳ね返し要員として活躍。自分的にはまだスタートラインに立ったところの認識なので来季はカップ戦で存在感を示して欲しい。エンリケが帰ってきても第三CBの座を守れるか。

・エンリケ
怪我に泣いたものの能力は証明済み。森重のコンディションを考えると第三CBまでは誰が入っても大丈夫にしたいので、来季もエンリケは不可欠な戦力。よろしく頼むぞ。あと選手紹介ビデオがカッコいい。

SB

・長友
帰ってきたレジェンドがしっかり一線級の活躍をしてくれたのは嬉しい限り。特に守備面はさすが日本代表。間合いが素晴らしくほとんど対面でやられなかった。反面攻撃では未だ存在感が出せず。ハーフレーンに入ってこれるようになったのはいいが、その先の崩しやシュートは見られず。とにかく1/3くらいは足振っとけば圧力が出て外のアダなりレアなりがもう少し楽になるのでは。去就不明だが残るんじゃないかな。来年はリーグ優勝しよう。

・小川
外に行けば高精度クロス、中でも組み立てが出来てゴール前に入れば高さもありシュートも打つ。守備面も軽い守備が減り理想的な攻撃的SBになってきた所で移籍。小川がいればあと1-2個上の順位だったか。来年夏に「優勝への起爆剤!」とかいって帰ってきそう。

・鈴木
長友だけじゃなく若手にも押し出されてしまった。チーム事情で獲得したが、攻撃時のプレースピードがJ1では厳しそう。ただ、SBは層が薄く準弥自体も守備では穴を開けないので役割はあり手放しづらいのも事実。双方にとっていい未来が描けるかフロントの手腕に注目。
⇒結論としては残留。どういう未来を描けるか。
 東京でどのポジションを目指すのか。徳元も補強したがどうなるか静観。

・中村
昨日感動した。マルシーニョ抑え込んでたな。守備は相変わらず1級品だったが、今年は攻撃でも思い切りの良さが出てた。とにかくやり切るおかげで
カウンターも喰らいづらく安心して見れる。来年は右の1番手で見たい。

・カシーフ
突破力、シュート力はSB陣随一。クロスも弾丸クロス以外も上がるようになり、蹴り分けが上達。守備も去年より見れるようになり、J1に馴染んできた感。W杯後にふらっとA代表にでも呼ばれると化けそう。来年もよろしく。

DMF

・東
シーズン序盤は松木と安部にレギュラーを取られ、移籍やむなしと思ってたが、青木の負傷で空席となったアンカーを埋めて自分のものにした。
スペース管理が主になり、去年まで2年連続チームトップだったアシストのような仕事は減ったが、青赤の闘魂は今年も輝き続けた。今年はライバル不在もあり評価が難しいが、来年は青木も戻り補強もたぶんありバチバチのスタメン争いになるので、攻撃面でさらに輝いてほしいなと個人的には期待。
⇒補強なかったので青木と一騎打ち。どうもスタッツがえげつなかったらし
 く補強がなかったのは東で大丈夫という信頼の表れか。木本もできるし。

・青木
序盤戦戦えてたのは間違いなく青木の安定感のおかげ。IHの若い2人を上手く操った。チームが成熟して、アンカーがスペース管理以外も求められるようになった時にどう違いを作れるか。黒子に徹することでIHやSBの攻撃を助けるのもアリ。

・梶浦
カップ戦では落ち着いたボール捌きに積極的な飛び出しでゴールまで奪った。まだまだ荒削りながらチームの戦術への順応度の高さを見せたが後半戦は出番無し。経験積ませるならJ2レンタルだが手元で育てたい気持ちもわかる。ここまでレギュラー陣が戦術に順応したのはいい意味で想定外。
⇒これまでツテのないツエーゲン金沢へ期限付き移籍。
 期待値の高さが伺える。現実的には残留が目標と思うが、
 けっこう自由にやらせてもらえるんじゃないか?
 スケールが3回り大きくなった頃に貸した梶浦返せよしたい。
 
・品田と平川は見た記憶がないので評価なし。品田はさすがに放出濃厚。
⇒夏に移籍した平川はロアッソのトップ下で攻撃のタクトを振っている様子
 品田は甲府へレンタル。ダブルボランチよりアンカーが適正に思うので、
 日本全体のアンカー不足を考えると飛躍の目はある。腐らず一歩ずつ。

IH

・安部
IHレギュラー争い3人で比較すると、最も運動量が多かったと思うのが安部。どこにでも顔出すスタイルで守備も攻撃も大車輪!ではあったものの、塚川が来てからはやはり組み立てやパスセンスで遅れを取っている印象。仲間から学んで来季はさらにビッグな選手に。

・塚川
ウチの強化部は本当に優秀。走れて戦えて足元上手く高さもある至れり尽くせりなIH。特にパス捌きの視野の広さとボールスピードが他のIHとはレベチなので今は欠かせない選手。ウチに足りない技術を持った選手なのでどんどん他の選手に還元してほしい。

・松木
スーパールーキーらしく開幕から自分の良さを出して、一年間レギュラーを守った。シーズン当初こそJ1のスピードに遅れをとって危険なタックルもかましていたが、すっかりそういうものもなくなりチームの顔に。個人的には来年はゴール数を増やしてほしいな。

・安田はあんまりチャンスがなかった。
⇒やはりレンタル。栃木SCには我らが高萩先生が居るので吸収できるだけ
 吸収して帰ってきてほしい。頑張れ

WG

・三田
なかなか試合に絡めない中でもしっかり準備して、試合に出れば必ず結果を出す素晴らしい選手。もっとクロスで絡めないかしら。残ってほしいけど能力と出場機会が不釣り合いなんだよな。
⇒横浜FCに完全移籍しました。漢の別れに言葉はいらない。
 客観的なことだけ書き起こせば、上記の通りに機会が少なくても出れば
 必ず結果を出したというのは、J1級というレベルでなくJ1主力級という事
 愛する中村拓海と共に牙を剥いてほしい。負けないけどね。

・アダイウトン
シーズン当初からアルベルサッカーに順応性高いなと思ってたが、
ここまで驚異的なアタッカーになるとは。速攻一辺倒でも効果的だった武器を、いつ炸裂するかわからない状態でチラつかせるのが効果的すぎる。意外と視野も広くサイドチェンジなんかもするので守る方はたまったもんじゃない。何億つんでも残してください。
⇒残った!優勝や!!

・紺野
充実のシーズン。武器がバレてきても縦にも横にも勝負が出来て止まらなかったのが偉い。ゴラッソメーカーなのでどこかで月間ベストゴールとって欲しい(Jクラ的に)。 5人交代制の恩恵をフルに受けてる。
⇒アビスパに完全移籍です。仲川を獲るとそうなるか…
 完全に主力待遇なので、(Jクラ的にも)ベストゴールなど期待してます。

・レアンドロ
ここ2年に比べると大人しかった1年。どうしてもスタンドプレーが多く球離れがよくない。同じ落ちてくるWGでも、凌磨は数的優位を作るのが上手いのに対してレアはボールをフリーで受けることが目的になってる。WGは中盤でモタモタするよりゴール前で仕事して欲しい。ただ、使えば光るの分かってるから切りづらいよな。
⇒今季も契約更新。ユニは2年連続レアンドロの私としては、
 やっぱり愛してしまった弱み的にも今年どんな活躍してるか目が離せない
 今年はIHもやっているようだが、魔法にかけられた私は信じるしかない。

・渡邊
飛躍のシーズン。落ちてきて組み立てに参加したと思ったらゴール前で決定的な仕事をする。相手の急所が見えてるのか、気がついたらフリーになるのでSBからしたらクロス上げるだけでアシスト付くみたいな存在では。SBに入っても攻撃で色を出せたので一部SB起用論者がいたが、チーム2位の得点力を考えれば来季は右WG1番手固定でいいんじゃないでしょうか。

・荒井
カップ戦に出場。ドリブルの仕掛けが上手かったので期待されていたが、来年は絡んでくるだろうか。紺野とアダの二大ドリブラーとの差別化は必要か?松木に続くゴールデンルーキーに期待。
⇒紺野が移籍したが仲川が加入。まだまだ言うても高卒ルーキーと
 思っているが、長友塾を受講してる荒井はロマンがあふれる。

CF

・ディエゴ
チームとして間違いなく欠かせない存在だった反面、ディエゴの能力の高さから成立してるけど本来の使い方じゃないという部分を来季どうするか。仕掛けるタイプでもないからWGでも使いづらくディエゴのためになっているか心配。でもディエゴと優勝したい…
⇒契約更新!どころか生涯東京宣言の記事まで!!銅像はHow much??

・山下
背負って落として抜け出してという役割が向いてるはずなんだが、序盤戦はチームの成熟度が足りずそう言う場を用意できず、後半はフェリッピ獲得と怪我に泣いた。ただようやくチームが整理されてきたので今出ればまた違った結果も出るかも。更新する雰囲気なので来季は期待したい。
⇒湘南にレンタル移籍という事に。今年こそという気持ちは上記の通り
 あったけど、チームがレンタル出したところを見ると期待したより
 背負うプレーが出来なっかたのが響いたか。幻のゴールは震えた。
 山下の選手人生に幸あれ。

・フェリッピ
コンディションが整ってきたことで本来の姿が見えてきた。正しく背負って落として抜け出してシュートという選手。来季CFが10得点出来れば優勝の2文字が見えてくるぞ!期待大。
⇒期待大!!だったのだがぁ…残念ながら契約満了でした。
 金額に対する貢献の問題なのか、ちょっとクールなパーソナリティの問題
 なのか。。。CFが10得点出来れば優勝というスタンスは変わらないので、
 チームはどう進めるのか、熱いまなざしを送ってこの記事を〆たい。






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