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この空のどこを切り取っても名画


 とくに書けるようなことをしていない。

 一日中、本当に一日中、眠っていた。

 何度起きても、目を開けても、重く薄暗い、灰色の眠気の沼へずぶずぶと沈んでいった。意識を手放すまでに時間がかからなかった。月に一度こんな日がある気がする。睡眠不足が解消されているようだけど、いまいちすっきりしない。

 こうして日記を書いている間も眠い。夕食とお風呂ものろのろと済ませた。歌集をパラパラと読んで、今日は文字はもう追わないことにする。体の隅々まで、不純なものが溜まっているような感覚。よどんでいる。時期が時期なのかもね。そういうことにする。


 以下雑記。ブレインダンプ。


 好きなもの好きな色だけをこの部屋に置くとして、そのほかいらないものを捨てるとして、一体いくつ手元に残るだろう。本も、どうしても読まないものは人に譲るだろうし、一年以上使っていない筆記具や参考書なども捨てるか売るかするだろう。服も、未来の自分が似合ってくれるかもしれないと、捨てずに引き出しに入れてあったものは、結局一つの季節の中で一度も手に取らなかったので捨ててもいいのかもしれない。溜まってゆくのは本だけでいいなと思っちゃったらもう、捨てたくってたまらなくなっている。もともと服はあまり買わないし、買うとしても優先順位がものすごく下位なので、あるものを着まわして過ごしているけど、その着回しの中にすら入らない服もあるので、もういいかなって思っている。机の中に大事に取ってある参考書も、もう大事に置いておかなくてもいいんじゃないか。ただ売ることができない。なぜなら真面目だったので全部名前を書いているから。引き出しに片付けている参考書さえなくなってくれたら、だいぶん収納が助かるのだけれど。

 部屋で整頓されているのは唯一本棚くらいで、狭い部屋に詰め込まれているので雑然としているのは否めない。だけどその雑さの中に落ち着くものもあるのだけど、いや、これは、もう、落ち着かない。この散らかり用は落ち着かない。捨てたい。すっきりしたい。部屋が散らかっているから澱んでいる気がする。新しくて綺麗な空気を部屋の隅々まで行き渡らせたい。でも明日曇りのち雨。ちょっと微妙だ。明日になってから考える。

 こないだタロット占いをしてもらって、とても前向きな結果が出て嬉しかった。人生真っ暗ではないみたい。ありがたいもので。でも、それもすべて、私の生き方次第なのだけど。


もう眠たい、眠り姫になったようだ。夜は長いけれど、どうせならば好きな夢をみながら朝を迎えたい。


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