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自分の体を受け入れる方法-タロット「カップのプリンス」の教え

病気も自分の一部である

苦しい時に「病気を受け入れなさい」と言われても抵抗がある。
でも病気というのは、体が治癒するプロセスの一部かもしれない。
そんな発見を𝕏に投稿した。


病気と闘わず、自分の体の一部と受け入れる

カップのプリンスは、自分の心と体のバランスについて教えてくれた。

カップのプリンス

カップのプリンスの解説にこんな一文がある。

一方では、弾力性、揮発性、静水力学の平衡を、もう一方では、触媒作用力と上記のエネルギーを表している。

トートの書

「感情と知性のバランス感覚があり、状況に応じて適切な行動をとることができる人物だ」ということを表している。

これを自分の病気を受け入れる意味で考える。

「弾力性」で柔軟な適応力を身につける

弾力性
思考や行動などの状況に応じて変化できる性質。柔軟性や融通性。

デジタル大辞泉

弾力性は病気という状況になった時、それを柔軟に受け入れ適応する力。

受け入れ方は色々ある。

例えば、病気について理解する。
病気の状態について知ることは、恐怖や不安を軽減する第一歩だ。
私の場合は、同じ病気で色々な病院を転々とした。
医者の説明や解釈も似ているようで様々だ。
自分が納得できる説明をしてくれる先生を見つけ、少しずつ自分の状態を受け入れていった。

自分の状態を受け入れることで精神的なストレスが減少し、心の安定を保ちやすくなる。

安定することで、徐々に症状に変化が出てきた。

だが自分で限界がわかり、ある程度コントロールできるようにもなってきている。

こうして少しずつだが受け入れることができ、病気に対する対応力も上がってきた。

「揮発性」で体調の変化に気がつく

揮発性
液体の蒸発しやすい性質。

wikipedia

液体が蒸発するように、体も外側の影響や内側の状態によって日々変化する。

病気に対する対応力が上がってきても、自分の病気の状態には波がある。
それは体の状況は日々同じではなく、日々変化があることが当たり前だからだ。

外部の天候や環境、ストレス、ホルモンバランスなどその時々の状況により体の状況は変化する。
その状況に合わせ、病気の状態も変化する。

波の原因に気がつくことで、過度な心配や不安が軽減されていった。

「流体静力学(静水力学の平衡)」で心と体のバランスを考える

流体静力学
容器内あるいは外力・表面張力などにより平衡状態にある気体や液体のつり合いを論ずる流体力学。

goo辞書

容器の形状やサイズに応じて流体(液体や気体)は静止する。
これが可能なのは、以下の力のバランスが取れているから。

  • 内側の力:重力、圧力、密度など

  • 外側の力:大気圧や容器の壁からの力

  • 表面張力:液体の表面が最小の面積を保とうとする力

これを「心と体のバランス」に置き換える。

  • 体(容器)の形状:現在の病気の状態

  • 内側の力:感情の影響

  • 外側の力:環境の影響

  • 表面張力:心と体のバランスを最小限で保とうとする力

例えば自分の病気の状態に置き換える。
以前はストレスが多い職場で、感情のアップダウンが激しい状態だった。
心と体のバランスが保てなくなり、病気の症状も悪化するばかり。元の病気の他に別の症状も出るようになった。

現在は自分で仕事をコントロールでき、ストレスもかなり少なくなった。感情も平穏を保っている。
心と体のバランスも意識せずとも保てるようになり、辛い時は無理をしなくなることで症状も軽くなっていった。

感情・環境が心と体のバランスに影響し、それらのバランス次第で体調が良くも悪くもなるように感じている。

「触媒作用力」が自分の意識に変化を起こす

触媒作用
化学反応において、自身は変化せずに特定の反応を促進させる作用を持つ物質の総称。

weblio辞書

物質が自分自身は変化せずに、他の物質の変化を助ける力である。

これは「病気の自分の状態」が他の変化を促進すると考える。

またカップのプリンスは「感情、直感、知性、行動」のエネルギーも持つ。
これらのエネルギーが相互に作用して、病気以外の状況が変わるのかもしれない。

例えば自分の病気の場合、病気があることで夜遅くまで仕事をしていると悪化することに気づく。
だから生活習慣を見直すという動機に繋がった。

  • 変化しないもの:病気

  • 変化するもの:病気があることで、生活習慣を改善しようとする意識

病気そのものは変わらないが、他の要素があるから日常の意識が変化するきっかけが生まれる。
その見直しが心と体にポジティブな影響を与えるだろう。

病気を敵にすると大事なことを見落とす

以上のことを丁寧に実行していくことが、私は「自分の病気を受け入れる」ことだと考える。

これは治すに注目してないため、病院の治療や薬のように即効性はない。
だから緊急時には病院で必要な処置をすることが大事。

余裕がある時に自分の体を理解しようとすると、少しずつ体のことで気づくことがある。

病気を敵にすると、自分の体よりも効果的な治療を探すことに焦点が当たる。
確かに強い薬を使えば楽になるだろう。
でもそればかりでは、自分の心と体を無視していることになるのではないか。

だからこそ、医師との対話はとても重要なものなのだ。

心と体の声を受け入れる

自分が治す意識をしなくとも、心と体のバランスが保てていれば症状は落ち着くことに気がついた。

バランスを保つには、自分の病気の存在をありのまま受け入れること。

それを無理に治そうと邪魔せず、体の状態サポートする意識を持つことが自分の体のために必要なことだと思う。


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