H25年春期 問4セキュリティ
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テーマは「ICカードを利用した入退室管理システム」
ICカードによる入退室管理システムで、適切な権限割り当てなどを考えさせる問題です。セキュリティ技術というよりセキュリティマネジメントの領域で、技術的な知識はそれほど必要なく、実際の現場をイメージしながら考えると解きやすいでしょう。
問題冒頭に
「開発室と執務室があり、開発室には執務室を通って入退室」
「各室の出入口の内側と外側にICカード読取り装置が設置」
「社員及び協力社員は入退室時に、ICカードを読取り装置にかざし」
「入室時にはさらにパスワードを入力」
「扉が閉められると、自動的に施錠」
と書かれている内容から、実際の現場はこのような構造と考えられます。
【設問1】
「耐タンパ性」は午前試験でも登場する言葉です。
タンパの元の英語「tamper」をリーダーズ英和辞典で調べると
「へたに手を加える」「いじくる」「いたずらをする」
などのほか、
「不正取引をする」「陰謀を企てる」
などの意味が出てきます。
「耐タンパ性」ですから、そうした行為に対して耐久性があるという性質です。
外から強制的に内部を解読する攻撃に対する耐久性を意味します。
耐タンパ性が不十分だと、ICカードに記録された情報は電子顕微鏡などで読み取られる恐れがあります。
そのための対策が十分施されているということです。
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