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Wi-Fi人間、その後

 以前、Wi-Fiのホームルーターが故障したという記事を書いた。今回はその後の話だ。
 結論から述べると、あれから一週間足らずで新たな端末が届き、無事にインターネットに接続することができた。
 それまでの数日間は、ポケットWi-Fiを使用していた。上司が貸してくれた。契約したはいいものの、使う機会がなかったのだという。もちろん遠慮した。私もそこまで厚顔無恥じゃない。「でも大事なインフラでしょ」と上司は言ってくれた。確かに大事なインフラだし、困り果てていた。だから最終的にはありがたくお借りすることにした。
 こうしてWi-Fi人間は、Wi-Fi人間継続が確定した。アニメを観、ドラマを観、YouTubeを観、ラジオを聴き、漫画を読み、小説を読み、ネットサーフィンに存分に興じることができた。
 そんなWi-Fi人間にも、インターネット関連で別の悩み事がある。ここ一ヶ月ほど、毎日SMSでスパムメッセージが届くのだ。一日一通から三通ほど届くため、ちょっと面倒臭い。アプリ側が自動的にスパムとして振り分けてくれるとはいえ、その「スパムが届きましたよ」の通知が届くのが、面倒臭い。
 かといって全ての通知をオフにしてしまうと、必要なSMSを見逃してしまうおそれがある。一体どこから私の電話番号が漏洩したのだろう、どこの誰が悪用しようとしているのだろう、と考えたりもして、まあとにかく面倒臭い。
 しかしWi-Fi人間は極度の面倒臭がり屋なので、考えるのを辞めた。

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