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世界一幸せなお母さんへの道②

高校生になり、登校を続けている息子ですが…
6月になりジメジメする季節でもあり学校に慣れてきて疲れも出始めていますね。
部活は彼にとってかなり自信の水を消費する場所のようです。

それは、彼がそのスポーツに対して本気で向き合っているからこそなのですが。

たとえ周りの人達からみたら些細なことだとしても、納得のいくプレーじゃないと本人が感じたら

→こんなに努力しているのに上手くできない
→こんなにがんばっているのになぜ?
→俺ってセンスがない
→そういえば体格も周りからみたら劣ってるし…
→落ち込む

こんな気持ちを辿っているわけなんです💦

そういうネガティブな気持ちがある日とやる気に満ち溢れている日が日替わり定食のように日々サイクルしています笑

「継続は力なり」
「その時その時を全力で取り組めば、次のチャンスを引き寄せる」

家でも筋トレをしたり、YouTubeで動画を観て研究していたり、イメトレなんかをしていたりするのですが、そういう場面をみかけたらすかさずそう伝えています。
学校であったこと、上手くいったことを話してくれることもあるのでそういう時も必ず伝えます。

先日、このネガティブがまた始まりました。

俺ってほんとセンスないよね〜
こんなにがんばっているのにさ〜
センスって大事なんだけどな…

夜寝る前に、体をほぐすためにマッサージをしてあげているんですが、その時にポツリポツリと気持ちを吐き出し始めます。

そう思うんだね〜
そうかそうか〜
大変だね〜
でも、あんたはセンスはあるとお母さんは思ってるんだよ?

と余計な一言を言ったところで、
「あー、ないない!俺はないよ!」

とちょっと怒り気味。

センスないって思う気持ちを吐き出してる最中にセンスあるなんて言われても、そりゃぁ否定したくなるよな〜なんて思いながら、

そっかそっか〜
よしよし〜うんうん〜

って言いながらマッサージを続けていたら、スースーと寝息が聞こえてきました。

疲れてたんだね〜がんばったんだもんね〜
ゆっくり寝なよ〜って小さい声でつぶやいて部屋を出ました。

そこで、

『センス』

について考えてみました。

よく、センスがある!とか言うけれど、センスって、表面上は努力しなくてもサラッとスムーズにこなせるようにみえるし、カッコよくみえるモノだね。
けど、お母さんは、一進一退しながらも確実に一歩一歩前進し、どっしりとしたコンクリートの土台を持つあなたの方が中身がギッシリ詰まってていいと思ってるんだ。
良い時も悪い時も逃げ出さずに粘り強く取り組む力があるし、周りの人への気配りや配慮もする力もある。
あなたのそういうところは他の誰にも負けないくらいの天才的なセンスだよね!
これって、部活だけじゃなくあなたが大人になってからも役に立つ力なんだよ。
あなたは素晴らしい力をいっぱい持ってるんだよ。


こう言葉で伝えたかったけど寝ちゃってたので、付箋に書いて部屋のドアへ貼っておきました。

翌朝、ドアから付箋が無くなっていたので読んでくれていると思います。

今日はインターハイでした。
出番はなかったものの、ユニフォームを着せてもらいベンチ入りしたそうです。
1年生のうちからベンチ入りさせてもらった!
と本人も目をキラキラさせて教えてくれました。

ほらね、ちゃんと努力したら努力した分のイイコトがあるんだよ。

そのイイコトってやつは、いつやってくるか、どんな規模でやってくるかなんてわからないけど、努力し続けたからこそもらえたご褒美ですよね。
欲しい欲しいと望んでいる時は手に入らず、続けた証としてたまーにひょっこりとやってくるものなのかもしれません笑

息子のユニフォームを洗濯しながら、こんなにキラキラした息子がいることが幸せだなぁとほっこりしつつ、記念にいっぱいユニフォームの写真を撮っておきました笑

あなたの笑顔は、お母さんが明日を乗り切る力になるんだよ。
あなたの笑顔はものすごーい力を持っているんだよ……

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