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色即是空

あおむんです。

知らないものを知ろうシリーズ。
今日は『知ると面白い、般若心経の世界』です。
マニアックー(笑)

いや、私も全然知識はなくて、調べながらにはなるんですが、『般若心経(はんにゃしんぎょう)』って言葉自体は聞いたことある人も多いですよね?
なんだかお経みたいな漢字だらけの文章。きっと昔の人が説いた良いこと(大事なこと)が書かれているんだろうなぁ、っていう私の酷い事前知識のところからスタートするので、ご安心ください。

まず、般若心経とは?

般若心経とは仏教の教えをまとめた短い文章です。
正式名称は『般若波羅蜜多心経』と言い、いつどこで書かれたものなのかははっきりとわかっていないそうですが、5〜6世紀頃ではないかと推測されています。

実際書き出すと下記のような300字くらいの漢文になっています。

観自在菩薩かんじざいぼさつ 行深般若波羅蜜多時ぎょうじはんにゃはらみったじ 照見五蘊皆空しょうけんごうんかいくう 度一切苦厄どいっさいくやく
舎利子しゃりし 色不異空しきふいくう 空不異色くうふいしき 色即是空しきそくぜくう 空即是色くうそくぜしき 受想行識亦復如是じゅそうぎょうしきやくぶにょぜ
舎利子しゃりし 是諸法空相ぜしょほうくうそう 不生不滅ふしょうふめつ 不垢不浄ふくふじょう 不増不減ふぞうふげん 是故空中ぜこくうちゅう 無色むしき 無受想行識むじゅそうぎょうしき 無眼耳鼻舌身意むげんにびぜつしんい 無色声香味触法むしきしょうこうみそくほう 無眼界むげんかい 乃至無意識界ないしむいしきかい 無無明亦むむみょうやく 無無明尽むむみょうじん 乃至無老死ないしむろうし 亦無老死尽やくむろうしじん 無苦集滅道むくしゅうめつどう 無智亦無得むちやくむとく 以無所得故いむしょとくこ
菩提薩埵ぼだいさつた 依般若波羅蜜多故えはんにゃはらみったこ 心無罣礙しんむけいげ 無罣礙故むけいげこ 無有恐怖むうくふ 遠離一切顛倒夢想おんりいっさいてんどうむそう 究竟涅槃くうぎょうねはん
三世諸仏さんぜしょぶつ 依般若波羅蜜多故えはんにゃはらみったこ 得阿耨多羅三藐三菩提とくあのくたらさんみゃくさんぼだい
故知般若波羅蜜多こちはんにゃはらみった 是大神呪ぜだいじんしゅ 是大明呪ぜだいみょうしゅ 是無上呪ぜむじょうしゅ 是無等等呪ぜむとうどうしゅ 能除一切苦のうじょいっさいく 真実不虚しんじつふこ
故説般若波羅蜜多呪こせつはんにゃはらみったしゅ 即説呪曰そくせつしゅわつ
羯諦ぎゃてい 羯諦ぎゃてい 波羅羯諦はらぎゃてい 波羅僧羯諦はらそうぎゃてい 菩提薩婆訶ぼじそわか 般若心経はんにゃしんぎょう

※宗派によって読み方は異なる場合があるそうです

『空(くう)』という考え

般若心経にとって大事なキーワードが『空』で、これは「全ての物事は単独では存在せず、お互いに依存し合って成り立っている」という考え方です。
例えば現代人にとって手放せないスマホ一つにしても、たくさんの人が関わって作ったもので、それ単独では存在し得ないですよね。それが『空』の考え方です。

序盤の方に『色即是空、空即是色』という有名なフレーズがあります。
これは「形あるもの(色)は実は空っぽで、本当の姿は空っぽ(空)だけど、それが形あるものと同じなんだよ」という意味です。
ちょっと難しいけど、すべての物事には目に見えない繋がりがあるんだってことですね。
深いなぁ…って思うには、私にはまだ理解が必要そうです。

とにかく、時代が変わろうとも、世の中やテクノロジーがどれだけ発達しても、人間は昔から変わっていないし、不安になったり悩んだりする生き物なんですよね。
そんな時、何かにすがるというよりは、普遍的な考え方を取り入れてみるのも良いかもしれません。
それが今回は般若心経の教えだったわけですが、『空』の考え方を知ったことで、「物事はあれもこれも全部繋がってるんだ」と思うと、自分がちょっと辛い時でも他の人のことを思いやれるようになるかもしれないな、と。

ではまた!

※この記事は、般若心経の魅力やその哲学的な側面を紹介することを目的としていますが、特定の宗教や信仰を推奨するものではありません。仏教や般若心経に関心を持たれた方は、ご自身の信仰や価値観に基づいて、自由に情報を受け取っていただければと思います。

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