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コード進行について学ぼう!(第5回)
あおむんです。
個人的に「音楽好きだけど、コード進行については知識全然ないんだよなぁ〜。理解できたら、もっと音楽聴いたり演奏したりするのが楽しくなるかも!」と思って自分のために始めたこの『コード進行について学ぼう!」シリーズ。
いよいよ最終回の第5回となりました。
今回は、最後の総まとめとして、自分でコード進行を作ることができるのか、ということに挑戦してみたいと思います。
これができるようになれば、オリジナル曲を作ったりいい感じの伴奏が作れたりすると思いますので、最後まで楽しんでいきましょう!
第5回:コード進行の応用と自作
オリジナルのコード進行を作る方法
第1回〜第4回まで、基本的なコード進行や構成音について学んできましたが、今回は、それらの知識を応用して、オリジナルのコード進行を作る方法を考えていきたいと思います。
人によって色々なやり方があると思いますが、私も調べた中で、下記のような手順をご提案したいと思います。
1.ルートキーを決める
まず最初に、曲のキーを決めましょう。
曲全体の雰囲気や音域は設定したキーの影響が大きくなります。
そうは言ってもいきなり自分で決めるのは難しいよー、という方は、一旦CメジャーやAマイナーを選んでおくと良いと思います。
2.スケールを考える
選んだキーに基づいて、スケールを考えましょう。
CメジャースケールやAマイナースケールだとこんな感じです。
Cメジャースケール(C, D, E, F, G, A, B, C)
![](https://assets.st-note.com/img/1717567348476-he2rZp2NgJ.png?width=800)
Aマイナースケール(A, B, C, D, E, F, G, A)
![](https://assets.st-note.com/img/1717567376015-MSFi8NWpWk.png?width=800)
3.スケール内での基本的なコードを考える
次に、スケールの中から基本的なコードを考えます。
例えば、Cメジャースケールでは、白鍵のみを1個飛ばしで3和音を作っていくと、以下のようになります。
Ⅰ:Cメジャー(C, E, G)
ⅱ:Dマイナー(D, F, A)
ⅲ:Eマイナー(E, G, B)
Ⅳ:Fメジャー(F, A, C)
Ⅴ:Gメジャー(G, B, D)
ⅵ:Aマイナー(A, C, E)
ⅶ°:Bディミニッシュ※(B, D, F)
※ディミニッシュコードはルートから半音3個ずつの高さをとった和音です
4.コード進行を考える
次に、コード進行を考えましょう。
まずは第4回で学んだ基本の進行パターンを基にして、自分なりのバリエーションを作ります。
例:基本のⅠ-Ⅴ-ⅵ-Ⅳ進行(C→G→Am→F)
この進行に変化を加えることで、オリジナルの進行を作ることができます。
コツは試しに鳴らしてみて変じゃなければOK!ってくらい気軽にやって見てください。
例:オリジナルのⅠ-ⅵ-ⅱ-Ⅴ進行(C→Am→Dm→G)
5.コードの置き換えや変化を加える
オリジナルの進行を作るためには、コードの置き換えや変化を加えてみることも有効です。
以下の小技テクニックを使ってみてください!
セブンスコードの追加
Cメジャー(Ⅰ)をCメジャーセブンス(Cmaj7)に変えるサブドミナントマイナーの使用
Fメジャー(Ⅳ)をFマイナー(Fm)に変えるドミナントセブンスの使用
Gメジャー(Ⅴ)をGセブンス(G7)に変える
先ほど作ったⅠ-ⅵ-ⅱ-Ⅴ進行(C→Am→Dm→G)を(Cmaj7→Am→Dm→G7→Fm)に置き換え+追加をしてみました。
6.モードや転調を活用する
さらに、モードや転調を活用することで、より複雑でかっこいい進行を作ることができます。
モードの活用
モードとは、スケールの異なる始まり方によるバリエーションです。
例えば、Cメジャースケールの音を使ってドリアンモードを試す場合、Dドリアンスケール(D, E, F, G, A, B, C, D)を基にコード進行を作成します。
例:Dドリアンモードを使ったコード進行
Dm(ⅰ)→G(Ⅳ)→C(Ⅶ)→F(Ⅲ)
転調の活用
一部のフレーズでキーを変える(転調する)ことで、新たな響きになります。
例えば、CメジャーからGメジャーへの転調を含むコード進行を作成します。
例:転調を含むコード進行
(Cメジャーキー)C(Ⅰ)→Am(ⅵ)→Dm(ⅱ)→G7(Ⅴ7)→
(ここから転調してGメジャーキー)D(Ⅴ of G※)→G(Ⅰ of new key※)→Em(ⅵ)→C(Ⅳ)
※(Ⅴ of G)とは『Gメジャーキーの5度の音』という意味です。CメジャーキーからGメジャーキーに転調したので、(Ⅴ of G)はDということになります。
※(Ⅰ of new key)とは『新しいキーの1度のコード』という意味です。Gメジャーキーに転調していますので(Ⅰ of new key)はGということになります。
全5回を通してのまとめ
今回でこの連載は一旦終了となりますが、いかがだったでしょうか?
私自身が全然詳しくないので、できるだけ簡単にご紹介しようと思って書いていたら、各回がなかなかのボリュームになってしまい、申し訳ありませんでした。
そして、ここまで拙い内容をお読みいただいて、本当にありがとうございました。
「ここがちょっと意味わからなかった!」とか「結局なんだかわかんなかったよ!」等々、ご意見やご感想はぜひ頂けたら嬉しいですし、私ももっと知識をつけていきたいので、追加で補習の回を出すかもしれません。
みなさんおわかりの通り、音楽は追求していけば奥が深すぎる世界です。
追いかけていけばキリがないですが、少しでもコードに興味を持っていただけたり、概要を掴んで頂けたら幸いです。
これからも音楽を楽しんでいきましょう!
ではまた!
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