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人や暮らしのこと

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「個の時代」だからこそ焦点を当てたい、一人一人の人生・暮らしについて書いています。
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#高齢者

血縁でも社縁でも地縁でもない、あたらしい「縁」

私のテーマ「50代からのリセット&リスタート」 に行きつくまでには、いくつかのきっかけになる本がありました。 そのうちの1冊について書いてみたいと思います。 衝撃的なタイトルですよね。 以前のこちらともつながる話です。 ※他の本については、以前こちらで書きました。 無縁社会 こちら読んでみると、 知らない間に日本が「貧乏な国」になってしまっていたのと同様、 既に私たちの「日常」になりつつある話です。 (この本は2010年出版ですから、事態はさらに進んでいると思われま

スマホアレルギーな人

前回、母のスマホの話を書きました。 そこで思い出したことがありました。 皆さんの周りに「ガラケー」の人はいますか? 今日は「スマホアレルギー」について書きたいと思います。 60代の知人女性の話 彼女は私よりも7~8歳年上で、 以前は年に一度くらい会っていました。 彼女はガラケーを使っていて、 「そろそろ会いませんか?」というお誘いの連絡は「家電」でした。 家に電話が掛かってくると、びっくりしますよね? 私がお店を選び、彼女の携帯のショートメールへ、 お店のURLを送

高齢者のスマホ問題

テクノロジーの進化に伴う生活様式の変化。 私たちの生活を劇的に変えたものに、 PCと「スマホ」がありますよね。 私の母は85歳ですが、2年前にガラケーからスマホへ変えました。 その時の顛末と、2年経った「今」について書いてみたいと思います。 せめてあの時替えていれば、、 私の母は、父が5年前に亡くなってからは、 青森で一人暮らしをしています。 母はずっと前から「スマホに替えたい」と言っていました。 父は生前、家のことや生活上の細事など、何一つやらない人でした。 あ

利他か利己か、未来か今か:関東大震災100年

昨日は防災の日でしたね。 関東大震災からちょうど100年だったようです。 「関東大震災100年」のニュースで感じたことを書いてみたいと思います。 「木密地域」への取組み 朝テレビをつけたら、「木密地域=木造住宅密集地域」への、 東京都の取組みについてやっていました。 ※緑色が「木密地域」です。 私は20年ほど前まで、「荒川区町屋」というところに数年間住んでいました。 このあたりです。 浅草や上野に近い、東京の下町でした。 テレビで放送されていた「木密地域」の風景そ

雪の降る日に田舎を思う

今日は東京でも、朝から雪が降っています。 冷たい空気で思い出した「田舎の暮らし」について、 書いてみたいと思います。 東京ってラク 私の実家は青森の、さらに「へき地」にあります。 私は、高校を卒業するまで住んでいました。 実家を離れて、すでに40年近く経ちます。 父が4年前に他界し、今実家には 85歳になった母が一人暮らしをしています。 東京に住んでいて、冬になると毎年思うのが、 「晴れの日」が多くてラク、ということ。 青森は11月下旬には初雪が降り、 3月下旬までの

30年後は今の常識が変わっているのでは?:老後の計画

これからさらに進む「個」の時代 本当に最後まで「自分らしく」生き切るために。 私たちは、どうすればいいか? 考えてみたいと思います。 浴槽に穴 「家と暮らし」相談アドバイザーをしていた時 こんなことがありました。 50代半ばの男性が、お店に入ってきました。 「お風呂を直したいんだけど」 「お風呂のリフォームですね?」 と言うと、 「いや、リフォームというか、、浴槽の修理。」 「浴槽の修理??」 「浴槽に穴が開いていて、 一か月ほど風呂に入れない状態なんです。」 浴槽