カテゴライズ

カテゴライズにはいい面と悪い面がある。
いい面は属せることで、世間で認知されるようになることだ。例えばつらい症状が出ているときに、自分がどんな病気か?と病名がわからないもしくは病名がないと対処するのも難しくなるし、周囲の人間にも説明するのが難しくなる。仕事を休みたいけれど、症状を伝えるだけだと「大したことない」という印象になる可能性だってある。病名の付いたれっきとした病気です、というカテゴリーができることによって未知だったものよりは、安心することができる。
悪い面はある種のレッテルが貼られてしまい、実際はカテゴリーから外れることがあってもなかなかそこから抜け出せないことだ。カテゴリーだって「絶対」ではない。特殊な事例があるかもしれないし、もしかしたら属したカテゴリーが間違っている可能性があるのに、一度属してしまったがためになかなかそれに気づけなかったりすることだ。
カテゴリーに属することで安心はできるけれど、その安心は絶対ではないことを忘れてはいけない。

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