日々徒然

10月中旬からまた寝込んでしまった。どうやら悪の根は深く深く私の中にあるようだ。/

春が過ぎ、夏が過ぎ、秋も通り過ぎて冬さえもきっと。自分を諦めることをせず、人生最後の間際まで成長を願い、間違う怖さより気づくことを喜びとする。人生は過去から始まるのではなく、今日この一歩から始まるのだ。/

珈琲の香りも、炊きたてのご飯の匂いも忘れてしまったけれど。13段、階段の数。左側の壁の小さな傷に触れれば踏み出しても大丈夫。その愛おしさなど今まで気づくこともなくて。/

ああ、良かったのだ、これが良かったのだと、自分の心の奥底から沁みだす日が来ると信じることから、それが本当にそうなっていくのだと。信じるのがまず自分の心でなくてなんとしよう。/

終わりを告げる春の音を知らず、夏を駆ける風を知らず、小さな秋の気配を知らず、今朝は冬の匂いがきりりと障子の隙間から忍び込む。そのようになったのかと、そんな風に我が身を憐れむなよ憐れむな。/