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PからQの過程でわかること。

自己学習の振り返り・・・

房室結節(AH)→ヒス束(BH)→右脚・左脚(前肢と後肢)→プルキンエ線維→

の刺激の過程。であり、P-Qはブロックを反映する場所。

P(心房の興奮)の刺激がQ(心室の興奮)に行くまでに基線は、不応期となり、心筋の再分極過程で新たな刺激に反応して興奮できない時期となる。

つまり、Pの刺激は、房室結節→ヒス束→心室中隔を刺激して心室の興奮が起こるが、この過程で電気刺激に障害がおこると、ブロックという形で心電図に反映してくる。これが、房室ブロック。

「徐脈・・・P波あるけどQRS波がないところがあるな(最も長いRーR間隔に注目)・・・」とうような感じに。

ちなみに房室ブロックには、1度、2度(Wenckebach型,MobitzⅡ型)、3度があり、それぞれ、

AHブロック・・・房室結節内のブロック               HHブロック・・・ヒス束内のブロック                HVブロック・・・ヒス束より末端のブロック

と傷害となるところが分けられる。カルテには、 ”AVB” と書いてあったりする。3度は ”CAVB” と書いてあったり、 ”コンプリート” と言われたりしています。

徐脈性不整脈を発見し、考える事は、症候性でありペースメーカーの適応となるかということ。

ペースメーカーの適応となるのは、めまいや失神、心不全などの症状が伴う徐脈。3秒以上のポーズまたは、HR40回/分以下を認める場合。相対的適応は、3度(完全)房室ブロックと2度(MobitzⅡ型)。Adams-Stokes発作を起こす場合は、一時的ペースメーカーの適応となる。

Adams-Stokes発作は、徐脈、頻脈問わず不整脈が原因でおこる脳虚血発作であり、脳虚血を最小限にすることが大事なこと。

まとめると、徐脈は、

最も長いRR間隔に注目しそこにP波があるかを見る。P波がある場合は、房室ブロック(AVB)と考える。P波がないものは、SSSと考える。

SSSとは・・・また書きます。

まず初めは、徐脈アラームが鳴ったら、先輩と共有し患者さんの所に行き、症状の有無や実測、バイタル測定など行うことが大事。行動が委縮しがちな時期だけに、報連相を意識して行動する。行動することで次へとつながる('ω')ノ

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