杏仁杏子

あんにん・あんこ と読みます。OLです。

杏仁杏子

あんにん・あんこ と読みます。OLです。

マガジン

最近の記事

"好きを仕事に"は、遠い未来のはなし?

”好きを仕事に”という言葉が盛んに叫ばれ始めたころ、私は社会人になりました。 ”努力”は”熱狂”に勝てない、言われたことを言われた通りに真面目にこなす人よりも、熱中して楽しんで取り組む人のほうが、これからの社会には必要とされる、だから、”好きを仕事に”したほうが良い。 そんな趣旨の強い言葉たちがSNSにはたくさん流れていました。 幸いなことに、私の就いた仕事は、自分の”好き”と重なる部分もある内容だったので、入社したての私は、「熱狂しなければ」「好きを仕事にできているの

    • 私が恋愛小説を読み続ける理由

      自問自答しているだけでは気付かないことってあるよなあと実感した日だった。 私は恋愛小説が好きだ。 高校、大学、社会人と恋愛そのものも好きだったけれど、それ以上に恋愛小説というものに魅了されてきた。 結婚して、”恋愛”とは距離をとる状況になっても変わらず恋愛小説が好きだし、よく読んでいる。 その理由なんてこれまで深くは考えたこともなかったし、考えたとしても「恋愛体質なのかな」とか「こと恋愛においては相手の気持ちをすべて理解することはできないからこそ、小説でそのセンスを磨

      • テラスハウス、ゆめのモテテクを笑うな。

        この数週間、ずっともやもやしていたことがあります。 Twitterでたびたび目に飛び込んでくる「社長」「ゆめ」というワード。 嗚呼、タイムラインを眺めながらなんとなく展開を察するのはもう嫌だ。 はやく自分の目で確かめたい…… そして、今晩、時は来た。 ついに再開後のテラスハウスを2話鑑賞致しました。 今はただひたすら、心の胃もたれがやばい。良い意味で。 私はいわゆる「モテる女性」というのが大好きです。 息を吸うように男の気を絡めとり、37.5度みたいな関係性を

        • 就職活動ではオタクが強かった

          林伸次さんのこの記事を拝読して、ふと思い出したことがある。 有料記事なので詳しい内容はお読みいただきたいのだが、 タイトルの通り「ここ最近ずっとリア充的世界が負け続けて」いて、 人々が憧れる世界観が変化しているよね、ということがとても分かりやすく書かれていた。 そして読後、思い出したのである。 そういえば、就職活動ではオタクといわれる人々が”強者”だったな、と。 なかでも、”コミュ力の高いオタク”は強すぎた。 業界や職種によって違いはあると思うのだが、 なにかひとつ

        "好きを仕事に"は、遠い未来のはなし?

        マガジン

        • あの小説のあの一文
          0本

        記事

          嫉妬のドロ沼から私を救い出してくれた言葉

          嫉妬に浸った大学時代大学生の頃、絶え間ない嫉妬心に悩んでいた。 テストで高得点をとれば、模試で結果を残せば、それだけで褒められた環境はもう過去のものとなり、大学生たちの間には「頭がいい」のほかに「面白い」だとか「可愛い」だとか、多種多様な評価軸が錯綜していた。 昔から、“ガリ勉キャラ”で通っていた私は、「自分に向いているのはコツコツ勉強することだ」と思い込んでいて、大学受験の頃から文学関連の研究者を目標としていた。大学の授業は面白かったし、“テスト勉強”には慣れていたので

          嫉妬のドロ沼から私を救い出してくれた言葉

          美人と一緒にいるのが辛い

          可愛い子にしか許されない行動例えば、 ピンクがかったベリーショートヘアに大きなピアス、 真紅のルージュをたっぷりつけて、指にはいろんな形をしたリング。 目の覚めるようなカラフルなトップスに、ハイウエストのパンツ、 足袋の形をしたシューズを纏って都会の街を闊歩すること。 例えば、 とりとめもない風景やナチュラルな自撮りに文章を添え、詩的な投稿をすること。 例えば、 男の人に、素直に自分の意志や欲望をぶつけること。 これは誰もが認める“可愛い子”、 100人いたら

          美人と一緒にいるのが辛い