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スウェーデンと言えばこれ!ミートボールとブラウンソースのコケモモジャム添え

こんにちは、スウェーデン在住のあんずです!
我が家の長男12歳は、アスペルガー症候群(ASD)と強迫性障害があり、noteでは我が家の日常を綴っています😊


さて今回は、スウェーデン料理の定番中の定番、ミートボールをご紹介します!


日本でも、ミートボールは良く食べられていますし、中華風だったり、トマトソースの中に煮込んだりと、色々ありますよね。


スウェーデンには、冷凍も含め出来合いのミートボールがたくさん売られています。
忙しい親たちにとって、この出来合いのミートボールは救世主のようなもので、冷凍庫に常にある食品ナンバーワン、と言ってよいでしょう。


しかしながら、出来合いのミートボールはやはり保存料やら、塩分やらが気になりますし、自分で作った方が断然に美味しい上にヘルシー。


ということで、なるべく手作りしたいなぁと思っています。(とは言え、週末はお腹をすかせた子供達にせかされ、冷凍ミートボールもよく登場する我が家です😂)


ミートボール自体は、これと言って特別なことはないのですが、brunsås (直訳すると、ブラウンソース)という生クリームを使った茶色のソース、マッシュポテト、コケモモジャムの3点セットと一緒に食べるのが、鉄則なんですね〜。  


コケモモジャムの味ですが、甘酸っぱいのが特徴で、コケモモはスウェーデン語でlingon (リンゴン) と言います。


「ミートボールに、ジャムゥ?!」と、驚かれた方もいるかと思います。実は私もスウェーデンに来たばかりのころは、「肉をジャムと食べるなんて、気持ち悪い…」と思っていました。


確かに、あまりにたくさんのコケモモジャムをつけてしまうと、口の中がジャムに支配されてしまので、ジャムの量は多すぎない方が良いでしょう。

映画に例えるなら、ジャムは名脇役という立ち位置でしょうか。主役はミートボールとマッシュポテト、準主役はブラウンソース、そして名脇役にコケモモジャム。


控えめな脇役でありながら、ただならぬ存在感を醸し出している、それがコケモモジャムです。


ミートボールとマッシュポテトにブラウンソースを絡め、さらに少しばかりのコケモモジャムを乗せて、頬張るとどうでしょう、塩みと甘みの絶妙なコラボレーションが繰り広げられ、病みつきになること間違いなしです。


もはや今では、ブラウンソースもコケモモジャムも無しではミートボールは食べられない、と言っても過言ではなく、コケモモジャムは必ず常備しています。

色々なメーカーから、たくさんのコケモモジャムが売られています
中身はこんな感じ


最近は、日本でもコケモモジャムが人気のようで、ご存じの方や食べたことがある方も、多いかもしれませんね。


私がまだ日本にいたころは、コケモモジャムを日本で入手するのは、難しかったと記憶していますが、最近は通販のほか、KALDIなどでも売っているようなので、日本でも随分手に入りやすくなったな〜と驚いています!


コケモモジャムは、リンゴンベリーの粒が残っているタイプと、残ってない滑らかなタイプがあります。


ミートボールには、粒の残っているタイプを使うのがオススメです。


続いてブラウンソースについてですが、準主役ですからこちらも言うまでもなく、ミートボールには無くてはならない存在です。


ソース系が苦手な娘も、このブラウンソースだけは例外で、テーブルに出す前から、スプーンでソースをどんどん食べてしまうので、隠しておく必要があります(笑)


前置きが大変長くなりましたが、スウェーデンのミートボール、ブラウンソース、マッシュポテトのレシピをご紹介します!

ミートボール 〈4人分〉

合挽き肉 500g
パン粉 大さじ5
卵 1個
玉ねぎ 1/2個
塩 小さじ1
砂糖 小さじ1/2
コショウ 少々
牛乳 大さじ2〜(固さに合わせて調節)

作り方

❶ 玉ねぎはみじん切りにし、バターできつね色なるまで炒め、冷ましておく。

❷ ボールに全ての材料を入れて、捏ねる。

❸ 好みの大きさのボールにして、フライパンでじっくり転がしながら焼く。(又は200℃のオーブンで10分程焼いても良い)

我が家は倍量で作るので、オーブンで先に焼いておき、食べる直前にフライパンで焦げ目をつけます


挽き肉も1kgとビッグパック😂


ブラウンソース 〈4人分〉

小麦粉 25g
生クリーム (低脂肪ではないもの) 250ml
水 150ml
コンソメ 1〜2個お好みの塩加減で
たまり醤油 小さじ1,5
コケモモジャム (又はピーチネクターなど) 大さじ1

作り方

❶ 生クリーム、水、小麦粉を小鍋に入れ、泡だて器でダマがなくなるまで良く混ぜる。

❷ コンソメと醤油を入れて、更に良く混ぜ、トロトロになるまで加熱する。少し味が濃いかな?くらいがオススメ。

❸ コケモモジャムを加えて、ひと混ぜしたら出来上がり。

トロ〜ンとしたら出来上がり


マッシュポテト

じゃがいも 人数分
牛乳 適量
バター適量
塩 お好みで適量

分量が、「適量」ばかりですみません😂


マッシュポテトは、スウェーデンではご飯の代わりに主食として食べるので、1人2〜3個のじゃがいもを使うのですが、日本ではじゃがいもだけを主食として出すことは、あまりないと思いますので、その辺はお好みの量でマッシュポテトを作ってみてください😊

作り方

❶ じゃがいもは皮をむいて、半分〜1/4くらいに切る。

❷ 鍋にじゃがいもを入れ、ひたひたになるくらいの水を入れて火にかける。

❸ 串をさして柔らかくなったら、火を止め水を切る。熱いうちに、マッシャーなどで潰す。

❸ お好みの固さになるように、牛乳とバターを加えて、滑らかになるまで混ぜる。

❹ お好みで、塩で味つけをして、出来上がり。(ブラウンソースの塩気が強いので、マッシュポテトの塩は、なくても良いと思います。)

なめらかマッシュポテト

全てをお皿に乗せて、出来上がり〜!

是非一度、コケモモジャムとブラウンソースと一緒に、スウェーデンの本格ミートボールを試してみてくださいね!


最後まで読んで頂き、ありがとうございました☺️
それでは、また次回!

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