不器用な専業主婦の頭の中

次女1歳3カ月は暇な時や眠いとき、そして機嫌の悪いときに授乳を求めるので…あ、喉が渇いたときやなんとなく甘えたいときもだ…
もとい。

次女1歳3カ月はのべつまくなし授乳を求めるので、家事や自分のことがたびたびストップする。焦ってもしょうがないので、ぼんやり考え事をする。居間で洗濯物干しを中断しているときは天井を見ながら…
「空気清浄機の加湿機能が頼りないから部屋干しで加勢してるけど、カーテンレールにかけるのやだなぁ。カーテンレールに設置する"何か"はないだろうか…」
スマホで「部屋干し カーテンレール」などと検索してみる。あるけど手の届く値段じゃなかったり、大掛かり過ぎる。
「では部屋に渡す棒のようなものは…」
ニトリネットで突っ張り棒を探す。
突っ張り棒も進化したものだ。3メートル近い特大突っ張り棒なんてものがある。
「3メートルが落ちてきたら怖い。けどきっと大丈夫なんだろうな。さて部屋の長さを測りたいぞ。」
乳首が離れて怒る次女をなだめて、メジャーで長いほうの部屋の長さを測る。3メートルを優に超えてしまってがっかり。では短い方もと測るが3メートルを超えていた。
「だめだ」
授乳に戻る。
「天井に紐を引っ張らせたらどうだろう…なるべく長く干したいから対角線にとると…長辺が○メートルで短編が○メートルだから…」
専業主婦の頭の中に三角関数的なものが浮かぶ。
そういえばTwitterで”三角関数なんていつ使うの”みたいなつぶやきがあったけど、まさか授乳中の専業主婦が考えてるとは思うまい。呟いてやろうかなどと考える。でも三平方の定理と三角関数の違いが曖昧でそのままにする。

結局、紐も壁に穴をあけなくてはいけないし、服やズボンは意外と長くて部屋の真ん中にブラブラして居間だか洗濯部屋だか分からなくなるのでやめた。その数ヶ月後、歩くようになった次女が洗濯ものを引っ張っていたので、やらなくて良かった。

こんな風に浅い考え事を毎日やっています。

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