パソコンが好きだ

久しぶりの更新。
長女は４歳に、次女は２歳になって二人とも保育園に行くようになり、専業主婦だった私は３５歳になってパートを始めた。

近所の保険薬局の事務職に空きが出て、未経験にもかかわらず知り合いから声をかけてもらえたのだ。
当初は娘たちが保育園に行っている間に家の中を片付けて（子どもがいない空間で少しのんびりして…）から就活しようなんて呑気に考えていたのだけど、いい条件だったので飛びついた。
朝９時から４時までの勤務で土日休み。町内。これ以上のものはない。
娘らを保育園に送ったその足で薬局に向かい、勤務後はそのままお迎えに行き帰宅する。

そうやって半年ほど頑張った今日。パソコンを買ったのだ。
以前に使っていたパソコンが起動しなくなってしまい、それでも使うこともないから買わないでいたのだけれど、娘らの運動会の写真がカメラからなかなか引き出せなくて、ついに旦那のGOが出た。

何をするわけでもないのだ。
写真を保存するくらいかもしれない。
年賀状を作るくらいかもしれない。
組内回覧の文書を作る程度かもしれない。

何ができるわけでもないのだ。
プログラミングもできない。
イラストも描けない。
魅力的な文章も書けない。

それでも私はパソコンが好きなようで、すごくワクワクしている。
注文した日からウキウキしており、子どもと喧嘩してイライラしているとき旦那に「パソコン楽しみだね」と言われて機嫌が直ったくらいだ。

レセコン（処方箋の内容を入力するパソコン）の前に初めて座ったときは我が家に帰ってきたような気分になり、先輩に「私パソコンの前に座ると全く緊張しないみたいです」と言った。さすがに今では間違えないようにと緊張するようになったが、こんなにパソコンが好きだったなんて知らなかった。

キーボードを叩いた時の音は昔よりも小さくなったけども、手ごたえがよくカタカタやっている時間が心地よい。
これからまた、何でもないことを書いていこう。