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好きを仕事に~助走~

しばらくは近所の雑貨屋さんでの委託販売が精一杯。年間で40点ぐらい作ったと記憶。最初の目的地である「軌道にのる=青色申告必須」に到着するまでは、とても仕事とは言えない趣味の範疇。友達にすら言えないでいました。あの人、仕事は何してるんだろ?って思っていただろうな~。笑

委託先のお店がイベントを開くとのことで、参加することにしました。その頃は洋服も始めていて、洋服とこものを何点かずつ出してみましたがコースターが2枚お嫁に行きました!!売れただけでもありがたい!

そのイベントが定期的に開かれるようになり、だんだんとお客さんも増えてきました。その頃には商品もある程度まとめて出せるようになり、出店者っぽくなってきた!

ある日。

鏡の前で洋服をあてながら、友達と楽しそうにしているお客さんを目にしたとき、こんな事がぼんやりと浮かんできました。

「こういうことで人に楽しみを提供できるのか!!!でも、ちゃんとお金が回っていかないと続けて行かれない。さてどうする?」

すぐに答えは出ず、保留。

旦那さんは専業農家なので、この頃はかなり手伝っていました。(ブドウの手入れは一通りできます。笑) 仕事にもなっていないようなことばかりやっていることに、なんだか罪悪感があったのも正直なところ。「手伝って」のお願いを断れるはずもありません。そうなってくると、家業を手伝う方が優先順位が高くて当然!みたいな空気につつまれた毎日になりました。

このころになると、コツコツ売れるようになってきましたが「家業優先」の気持ちが染み付いていたせいか、私の本業である「作ること」をセーブしていたんです!信じられん。笑

「このリミッター外したら、どこまで行くだろう?行けるところまで行ってみたい。」

という気持ちが現れ、旦那さんにこの気持ちプラス

「開業届け出すから、よろしく。来年からはもう手伝えないよ。下の子が小学生にあがるまでに軌道にのらなかったら、スッパリ辞めて農業やるよ。」

とまたまた決定事項を宣言して『楽しみを提供し続ける』ことにもチャレンジすることになりました。

下の子は当時年少さんの後半。あと2年もありません。

さて。

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