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好きを仕事に~ステージが変わる時~

エンジンがかかったかのようですが、またユラユラする毎日。(しつこいわね)

ちょっと止まって考えたいというこころの声を無視し、相変わらず自分は放ったらかしのままなのだから定まるわけがないよ~と、この時の自分に伝えたい。

ある日

迷惑メールボックスをなんとなく覗いてみると、委託販売のお誘いが届いているのを発見。

日付は1ヶ月以上前………

慌ててお返事して、詳しくお話を伺いました。今までとは違う規模です。詳細に書いてあるハンガーラックの数を何度見もしてしまう程でした。

できるのか? 

不安がないわけでも自信があるわけでもなかったのですがやってみたい気持ちが勝った。やってみてから次を決めたらいい。

ハンガーラックの数から50着だな!と勝手に決め、今までとは段違いな「数を縫う」という山登りの始まりです。

手持ちの生地の在庫がほぼなくなるほど裁断し、毎日毎日ひたすら縫う。他の納品もこなしながらなので思ったより時間がかかり、最後はギリギリでした。半泣きもしたし引き受けた自分を恨みもしたけれど、予定数を完成した時はものすごい達成感に包まれました。

一番は、こんなこともやれるのかとう驚きの気持ちが大きかったです。

このことで、モヤモヤが晴れたかといえば、そんなことはない。端から見たら順風満帆だったのかもしれないけれど、こころのなかはまだ霧のなか。けれど「仕立てること」は私にとって楽しいことで喜びなのは間違いない。これだけは見失わないでいたから、続けてこられたのだと思う。

振り返ると、この時が次のステージへ上がる階段の最初の一歩でした。

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