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6年間ありがとうございました

本日1月15日をもちましてメンズエステのセラピストを引退します。
この文章が「セラピスト」と「あんず」としての遺言みたいなものです。


ちなみに本日最終日は東京からあるオーナーセラピストさんが来ていて貸切のご予約です。
本当に面白いですね。

あと桐谷さんが引退を発表した時の文章が素晴らしすぎて何を書いてもア゙ア゙ア゙ア゙ア゙となったのでもう本能のままに書きます。
最後ぐらい綺麗な文章にしたかったのですが、最後まで私らしくいこうと思いますゴメンネーッ



まさか自分が引退する日が来るとは。


そもそも私がメンズエステを始めたのはブラック会社勤めによる過労で身体も心も壊し、自宅警備員という立派なニートという家の中で毎日ゲーム三昧の大変充実した暮らしを送り、貯金が尽き果て家賃が支払えないという所から始まりました。
その日暮らしがどうにかなればいいやという軽い気持ちだったのです。

働き始めて思ったのはキャバクラやクラブとは違う本指名の獲得の難しさ。
連続でお茶の日が続き、このままではダメだと今さらかよってぐらいの時期に気付き、講習を受けたり、資格を取ったり、SNSを研究し、気が付けばランキングに常に入る事が出来ました。

見た目だけではなく、接客や技術も必要なこの世界は特殊で私にとって地獄でもあり天国でもありました。

こうしてしばらく東京で数年間メンズエステで勤務していましたが、身近な大切な人の死の連続に再び精神が崩壊しました。

思い出す事が辛くなり、私の事を知らない場所、何も思い出さなくていい場所に行きたいと思い、神戸に引っ越しました。
お会いしたことのあるお客様は知っていてくれてますが、地元が京都なのに神戸に住んだのはこんな理由でした。
本来は数年後に引っ越す予定が夜逃げ同然のように住み始めたので仕事の宛てもありません。

私に出来るのはまたメンズエステで働くことでした。

そして神戸でもセラピストを始めることになったのですが、驚いたのは東京のお客様方が変わらず来てくれたこと。
距離感バグってる?って真剣に考えたよ。笑
慣れない知り合いもいない環境、自分で決めたことなのに心細かったからすごく嬉しかった。

そして神戸で働くにつれ、お客様にも恵まれました。
講師活動も始めたり、遠征にもチャレンジさせて頂いたり。
施術や講習を受けに来て下さった沢山のセラピストさん達にも感謝しています。

SNSをきっかけにセラピストのお友達が出来て、人生で初めて同性のお友達と旅行に行きました。

ちなみに大変申し訳ないのですが、今さら暴露しますと旅行に行く当日、お金だけ渡してやめようかなと思ってました。照
あまり同性のお友達が居なかったので、嫌われたらどうしようとかどう接すればいいのかなとか、勝手に不安になっていたのです。
蓋を開けてみたらとっても楽しくて、楽しすぎてお別れするのが悲しくて大の大人が外で大泣きする始末です!!!!!かわい〜

ネットヤンキーの私の本性は根本的に根暗で表に出せない超絶マイナス思考で、自分が大嫌いでした。
でも、この年からの誕生日、初めて自分が産まれた日が大好きになりました。

セラピストをしていて、一生繋がっていたいなって思える人達に出会えるなんて思ってもいませんでした。

ごはんに行ったり、お茶したり、セラピストTVでお泊り会や飲み会、セミナー等もさせてもらって、セラピストさん達との交流が増え、私にとって良い刺激になることばかりでした。

そして言わずもがな桐谷さんとの出会い。
冗談抜きにこの方に出会って人生が変わりました。
多くは語りませんが、私にとって姉のような存在でもあり、保護者のような存在でもあり、憧れの方です。
生きていく中で身近に尊敬する人が居る事はとっても幸せなことだなあとしみじみ思います。
どんな時も支えてくれて、絶対に否定しないでいてくれる。
そんな存在が居てくれたからこそ、これまでセラピストを続けてこれたし大袈裟じゃなく生きてこれました。〜生命の神秘〜
この方の事書くと文字数足りないので自粛しますね。


後に神戸で在籍していたお店が摘発され、個人セラピストをすると決めてから早朝にも関わらず会いに来てくれたお客様(セラピストさんも)達。
正直個人で自分のみの集客だけでやっていけるのか不安で、また勝手に胃腸炎が続いていたのですが、有難いことに常にご予約を頂けました。

お客様に対しても嫌な思いをした時も勿論ありましたが、今となっては惚気みたいなものですが本当に自慢したいぐらいお客様に恵まれて。
軽く惚気けると、私がセラピストさんを紹介させて頂いて実際にお客様がそのセラピストさんに行った時にお客様もセラピストさんも「良い人だった〜」って報告してくれるんですよ。
もう平和な世界大好き。

そうそう、あともう1つだけ書かせて下さい。
摘発された時に深追いせずに居てくれて、個人セラピストになった時に普通に変わらず接してくれた事がどんなに私にとって救いだったか。
心配は勿論してくれていて、それでも普通に当たり前のようにお客様が来てくれた事が嬉しかったよ。

という風に野に咲く花のように常にお客様やセラピストさんのおかげで生きてこれました。


もちろん働いていていい事ばかりだったとは言いません。というか言えませんWWWW
正直辞めようと思った事もありました。


匿名の方から投げつけれる悪意の言葉のデッドボール、全く身に覚えのない噂を流されたり。
当時は辛くて病んだ時もあるけれど、もがいて乗り越えてしまえば全てどうでもよくなりましたwwwwwwwwwwww

でも1度紙をぐちゃぐちゃにして広げても綺麗な状態には戻りません。
私もこれを読んでくれてる方も人間ですが、一度傷つけられた心は時間が緩和してくれたとしても、無かったことには出来ないのです。

私はこれからも人を傷つけるような生き方や、傷つけるような言動はしたくありません。


そして生活があるから簡単に言ってはいけないと分かってはいるのですが、セラピストが辛かったら辞めても良いと私は思ってますし、実際に講習の際に悩んでいる方にはストレートに伝えてきました。
少し現場を離れて、他のお仕事をしてみたり休息したりして、またやりたいなって思えた時はまたどこかでセラピストをすればいいと思います。
私もいつかまたもしかしたらひっそりどこかで森の妖精さんのように働いているかもしれない。
それが出来るこの世界のメリットを存分に活かしてもいいじゃないですか。
誰も止める権利なんて無いんです。


と、話がそれましたが私は今後やりたい事が見つかり、その為に新しい事業にチャレンジさせてもらう機会を頂いたので引退します。


私が居てもいなくても変わらないでしょう。


だけど辛い時や、悲しい事があった時に私という存在を思い出してクスって笑って欲しいなと心から思います。
私ごときが何言ってんだ調子乗んなチビがブスがと思うかもしれませんが、何だろうね。

辞めてやる!とか、もう嫌だ死にたいとか思った時もあったのに、今となっては関わってくれた人が笑って過ごしていて欲しいなと思える、そう思わせてくれた、メンズエステに心から感謝しています。

今後の事につきましては改めてご報告させてください。

改めて。
お客様、セラピストさん、関わってくれた全ての方々、本当にありがとうございました。
そして皆様のご健康とご多幸をお祈りいたします。




次回、ポケモンマスターに俺はなる!




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