メンズエステの業界に入ったきっかけ
地元は京都、育ちも大体京都。
児童保護施設に入れられたり、色々な人の助けを得て元気に育ちました。
人生色々あったので育ちに関しても近日書こうと思う。誰得なのか知らんけど。
なんとか専門学校に受かり、いざ東京へ上京。
東京は冷たい街だからって周りの人に言われていたから覚悟して来たけど実際はそうでもなかった。
京都だろうが東京だろうが優しい人は優しいし冷たい人は冷たい。
専門も無事に卒業し、カウンセラーとして就職した。
慣れない環境で必死に患者と向き合い毎日充実していた。
寝不足気味で目眩がしても患者はもっと辛いんだからと言われ、食事を摂る時間が無くて体重が35キロ近くまで落ちても患者が待ってるんだからと言われ、業務が早く終わる時にも他の人はもっと大変なんだから残業をした。
毎日充実していた。
仕事だから仕方がないんだ、ううん、これが当たり前なんだと毎日仕事をしていた。
気がついた時には週に6日12時間勤務になっていた。
「あんずさんが自分から残って仕事しているんだから残業代は出ません」
そう言われた時に普通の人ならば労基に行くなり反発するなり何かしらの行動をとっていたと思う。
でも当時の私はもう洗脳されていて、「あぁ、私は仕事が出来ないから自分から残業しているのだからお金なんて貰えないんだ」としか思えなかった。
こんだけ働いても手取りは謎の雑費やらなんやらで16万円。
一人暮らしで貯金もしたかった上に家に振り込むお金を含めたらとてもじゃないけど生活が出来ない。
そこで上記の勤務+キャバクラ勤めも開始した。
人と話す事自体は幼少期から大好きだった。
私の狭い視野では到底得れない経験談や自分の知らない世界の話を聞けるのが大好きだった。
キャバクラで働いた理由は生活苦だったから特に売り上げなんて考えていなくて、けれどお客様に恵まれてある程度生活に金銭面では余裕が出来た。
ただ、売り上げが上がれば上がるほど何故か私物が消えたり何故かドレスが破かれたりした。
何でだろうね^^^^^^
カウンセラーの仕事が8時から20時まで、21時からラストまでがキャバクラの仕事。
そんな生活を半年ほど続けた結果、見事に睡眠障害と躁鬱とパニック障害になった。
カウセリングしていた側がカウセリング受ける側になった。
私の様子がおかしいと友人がほぼ無理やり病院へ連れて行ってくれた。
なにがおかしいのか自分でももう分からなかった。
おかしいのは会社?おかしいのは私?なにがおかしいの?とずっと病院の待機室で何がおかしいのかなーと考えていたことをうっすらと覚えている。
すごく運が良かったのか、友人がしっかり調べていてくれたのか
凄く凄く良い先生だった。
私の働いていた心療内科の医師とは全く違った。
何度か通い、病名が診断された。
そしてめでたく会社を円満に退社することが出来たのだ。
最初のほうこそ必死に引き止められ、脅しのような内容も言われたが洗脳が解けていた私は労基の名前を出しスムーズに退社することが出来た。
夜の生活に疲れていたのでキャバクラも辞めた。
キャバクラの方がよっぽどスムーズに辞めれた。おかしいな。
そしてお世話になっていたお客様一人一人に退店した主旨を伝えるために連絡をした。
128人の方ひとりひとりに送ったら半日以上かかったことを覚えている。腕と手と指が疲れた。
ただ、お客様ひとりひとりが本当に大好きだったから内容もひとりひとりにしっかり伝えた。
また復活することがあったら教えてね
ご多幸をお祈りいたしております
等、優しい言葉が返ってきた。嬉しかった。
また違うお客様からまたお返事が来た。
お疲れ様でした、会えなくなるのは悲しいけれど頑張ってね。
ところでメンズエステって知ってる?
ハマってるんだ〜もしあんずちゃんがセラピストだったらいいのに(笑)
そんな内容だった。
なんだそれ、と思いつつ軽くお礼の返事をしてキャバクラ専用携帯の電源を切った。
そこから半年は全力で自宅警備員に勤しんだ。
見れなかったアニメや時間が無く諦めていたゲームをしたり料理もたくさんした。
鬱な時は何も出来なかった、ハイな時はなんでも出来た。
病院にもちゃんと通院をして自宅警備員を必死にした。
半年後、貯蓄が尽きかけた。
そう、自宅警備員とはつまりニートなのだ。
よく考えたらニートなのだ。
先生にも相談をした。
「私ニートだからお金無くなる」
先生は言った、
「そろそろ無理のない程度に働いてもいいんだよ、でもしんどかったらすぐ辞めなさい」
そして働くことを決意した。
しかしいきなり働くにも会社勤めはPTSDなのかなんなのかどうも無理に近い。
どうしたものか、バイトにするか、、と考え何となくキャバクラ専用携帯の電源を久しぶりに入れた。
「メンズエステ」
お客様からの連絡を久しぶりに見直した。
メンズエステのキーワードが気になったのですぐにメンズエステとは何なのかと調べ、これなら私でも出来る!と思い速攻でお店を調べ速攻で面接の取り付けをした。
私とメンズエステの出会いでした。
当時の私はとにかく働かなきゃ!だったからまさか今の今まで2.5年も続くなんて思っていなかったです。
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