その他大勢を忘れてはいけない【日々これ #36】
Anzaki です。
えっと、これは決して「主役だけがすごいんじゃない、その周りにもいろんな人がいて成り立ってるんだ、みんなすごいんだ」という話では決してないことを初めに触れておきます。
そういうことではなくて、「〇〇すればうまくいく」みたいな言い文句はちょっと違っていて、「〇〇した人の中でうまくいく人がいる」ということで、
「これさえあればうまくいく」なんてもの何も考えずに信じるのは危ないよねーという話です。
例えば・・・
「努力した人だけが成功する」
というのは、限りなく真に近いと思っているのですが、
これは、「努力すれば必ず成功する」ではないということを忘れてはいけないなと思います。
まぁこんな話ももう何千万人もの人が言ってるので、「いろはにほへと」を読んでいるのとなんら変わりないんですが、
それをやりたいと思う人が100万人いれば、
それを実行に移す人は1万人くらいで、
そこからさらに継続する人は100人くらいで、
んで、最後に結果を出す人が数人〜せいぜい10人程度です。
「本を読む人だけが得られるたった◯つの何ちゃら」みたいな話もいろんなところに転がっていますが、
それもまた、読書をした人へもれなく送られる応募者全員サービスではなく、それを読んで応募して抽選に選ばれた数名様が得られる特別賞であることを忘れてはいけないのです。
いろんな偉人がいろんな名言を残しますが、
きっと2番以下、10番とか、もしかしたら100番くらいの人も同じようなこと思ってるんじゃないかとすら思います。
こういう全体観で見たときに、人のイメージと事実が違うことは結構ありまして、
例えば、東大生と、地方大生の学力の分布の話にも似てるので、簡単なイメージ図を出します。
次に出す簡略グラフは、縦軸は人数、横軸は学力です。
上にいくほど人数が多い、右にいくほど賢い、です。
で、曲線の青が東大生、赤が地方大生です。
これは、人が想像しがちな分布図を表しています。
地方大生の学力グラフの右隣(賢い方)に、東大生のグラフがあります。
「地方大生より、東大生の方が学力が高い!」と言われると、そりゃそうだろうという気もするんですが、実態とはちょっと違っていて、、、
(ちょっと重ねすぎました)
実際は、二つの曲線は交わっていて、地方大生のトップの方の人は、東大生の何割かよりも学力が高いんですね。
なんとなくのイメージでは東大生のトップ=東大生全て、地方大のトップ=地方大生全てになってしまいがちなんですが、実態はそういうわけではありません(クイズ番組の司会者が「これが東大生の実力ダァ〜」なんて言っちゃうからそうなるんですよ!)。
ここでわかることは、「東大生の1番に地方大の1番は勝てない」ということと「東大生の学力平均は地方大のそれより高い」という事実であり、
「東大生は地方大生より上」という事実は存在しないということです。
ということで
世の中には、本当にたくさんの「その他大勢」がいます。
その他大勢の中には、成功した人とほぼ同じくらいの努力をしてる人だっているでしょう。
フォーカスされたその人だけ、その人たちだけじゃない。
そういう事実をちゃんと見ないと、
“その人““その人たち”でない限り、「こんなに頑張ってるのに・・・」と、悲観的な気持ちになって、苦しくなってしまうと思います。
大事なのは、そんな中でも自分軸で成功をイメージしておくこと。
他の誰でもない。
自分自身の成功を、自分で掴めば良いだけ。という話もまた書いてみようと思います。
ではまた。
(この話が誰かの何かにつながりますように・・・)
(「スキ」は結構モチベーションになってます、ありがとうございます)
【参考】
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