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知らなきゃいけないことは、どうやら1と0の間【日々これ #39】

『数えた足跡など 気づけば数字でしかない
知らなきゃいけないことは どうやら1と0の間』

Anzaki です。

冒頭でご紹介したのは、BUMP OF CHICKEN の『カルマ』という歌詞の一節です。
人はなぜ生まれ、生きていくのか、そこにどんな意味があるのかを語った歌(だと思う)で、

この部分は、
「今までいろんなことをしてきたけど、そんなのなんでもなくて、大事なのは、人はそもそもなぜ生まれたのか?を考えることだ」
という話をしています(たぶん)。

で、僕はこの文脈と全く関係ない、1と0の間の話をします(ミモフタモナイ)。

※この話の導入は「1と0の間」だけを乱暴に切り取っています。

1と0でもいいですし、100と0の間でもいいのですが、

善悪、好き嫌い、やるやらない、できるできない、など、
日々、いろんな物事が、様々な尺度の端と端で表現されることがよくあります。

この表現をされる時、大抵の場合、
尺度の両端のどちらかだけで話されることが多いと思っています。

どういうことかというと、、、

本や映画の感想レビューを見ると、
そのほとんどが「面白い」「面白くない」な気がします。

でも、今まで自分が触れてきた本や映画は、
「面白かったもの」「面白くなかったもの」の他に、
「どちらとも言い難いもの」がありました。

「面白い」を1、「面白くない」を0とすると、
「どちらとも言い難い」は 0.01~0.99 の間にありそうです。

この「0.01~0.99 の間にあるものは、表現されにくい」んだと思います。

考えてみれば、それは当然のことで、
小数点以下のことは、人に伝えるために言語化するのにエネルギーを割かないといけないので、大変です。

「この映画を見たあとはなんとも言えない気持ちで、すごくよかったとは言えないんだけど、なんというか、心にグッとくるものがあったというか。この話の終わりには納得してないけど、終盤の主人公のあのセリフには圧倒されたなー。えっと、結局何が言いたいかというと・・・」

みたいな感じで、100文字以上使っても何が言いたいかわからないような、
そんな感情を伝えるのは、結構疲れます

結構疲れちゃうので、忙しい現代では、表現されないことが多いんだと思います。

ここから言えることは、「いらないから省かれたんじゃない」ということで、「もしかしたら大事なことかもしれない」です。

よくわからないことは、まだ見ぬ可能性なわけで、

僕はこの小数点以下の感情や心理こそ、よくよく考えてみるべきだと思います。

この小数点以下のところにある情報は、1か0にたどり着くためのプロセスかもしれなくて、
それはきっと、0、1として生み出された情報よりももっと新鮮なものだと思います。

インターネットがこれだけ当たり前になってもなお、
僕たちにとって掴むことが難しいのが、この小数点以下にあるもの。

ここの部分は、ある程度の事前情報と、その人なりの想像力を持って知ることができるかもしれません。

何が言いたかったのか

映画の感想を例に出したので、ここまでで僕の言いたいことは、
たぶん半分も表現できなかったのですが、

特に、「善悪の間にあること」なんかは、丁寧に想像をした方がいいなと思います。

善悪の尺度は人ぞれぞれですが、
「善か悪か」だけで物事を判断すると、
同じ人はいないので、自分とは違う、という意味で「悪」の方が多くなってしまいそうです。

そうなっちゃうと、生きてて苦しくなってしまうので、
「悪だ!」と思う心はちょっとだけ置き去りにして、
「100%悪か?」という問いを立てた方が良いなと思います。

んで、100%じゃなければ、その間の細かい数字のところを
丁寧に言語化して、納得しにくいことを、うまく着地させるように心がけるだけで、
ちょっと人生が豊かになるだろうな、なんて思います。

インターネットの情報なんて、「1」と「0」ばかりです。
※だって、表現されたもののほとんどは、「結果」ですよね。
※「正しい情報」にはもはや価値はないかもしれない。

それに流されていてはもったいないと思います。

さてさて、ここまで書いても、
「よし、伝わった!」という「1」にはたどり着いてないのですが、
「1」「0」になりきらない物事にこそ意味があると思うので、
この辺で公開してしまおうと思いますー。

ではまた。

(この話が誰かの何かにつながりますように・・・)
(「スキ」は結構モチベーションになってます、ありがとうございます)
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