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メイド・イン・イタリーはなぜ強いのか?

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最新著書『「メイド・イン・イタリー」はなぜ強いのか?:世界を魅了する<意味>の戦略的デザイン』に関するさまざまなメモを書いていきます。
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#ミラノ

デザインとアートの接近をみる

従来の枠組みが壊されても、すべてがボーダーレスになるわけでもなく、なんらかの新しい区切り…

ミラノサローネの模索の軌跡が面白い。

空間の「温度」は大切な要素です。摂氏何度ということではなく、空間の雰囲気が暖かいか冷たい…

「イタリアデザインを語る場」をつくるー新しい文化のプロセスをリサーチする。

「イタリアデザインを語る場。」というnote内のメンバーシップをつくることにした。昨年末、デ…

国外における「日本らしさ」の意味ーアートキュレーターとの対話。

今週、ある家電メーカーがもつ場所で小さなイベントをやりました。場所は大聖堂近くのミラノら…

「発信」を目標におく- 日本の文化への関わり方の議論から思うこと。

今日、10日間の日本滞在を終えてミラノに戻ってきました。 この10日間、それなりの数の人から…

街を歩きながら、窓の装飾を観察するわけー小文字のデザインを身近にしておく。

最近、ミラノの街を歩きながら建物の窓や外壁の装飾を観察しています。そして、気になる窓や配…

「デザイン文化」をデザインするーミラノデザインウィークの変遷

「文化」と「デザイン」の2つの言葉はお互いに仲が良さそうです。しかし、「デザイン文化」にせよ「文化をデザインする」にせよ、今どきのホットな関心の的になっているわりに、「文化は扱いにくい」との理由で真正面から論じるのは案外、敬遠されています。ただ、この数か月間、「新しい常態」とか「変化し続ける常態」という表現が出回っている(つまりは文化の変容の必要性を議論している)なかで、このテーマから、そうそう逃げてばかりいられません。 7月3日、武蔵野美大ソーシャルクリエイティブ研究所の