産業崩壊待ったなし。

あと一年だね。
まあスーツにネクタイ職がああだこうだ言い合ってもタイムオーバーでしょうね。
しかもこの問題は物流だけじゃない。次は建設業・次は農業・畜産業・漁業・林業と波のように産業崩壊は押し寄せる。
残念ですが、【手遅れ】なんですよ。

好きで悲観的な事を言ってるわけではない。
何ら手付かずに「今」だけを見てきたツケ。やらなきゃいけないのに責任転嫁して先送りしてきたツケ。

ようは【課題から目を逸らし逃げてきたツケ】でしかないから悲観的観測しかできないのが現実。

『今までやらなかった、やろうとしなかった事ができるはずがないんです。』

「やってみなければわからないじゃないか」「やる前から諦めてもやらなきゃいけない」
そんな威勢のいい事を言うんであればやってみればいい。
ただし、それに手を付けるなら覚悟が必要ですよって話です。

総理大臣が変ろうが政権与党が変ろうが
継続的に何年もその対策を考え実行に移し、代替わりしても継続してその話し合いの路線が引き継げますか?ってレベルだから覚悟して当たってくださいね。

白旗上げた段階で物流崩壊待ったなしですから。


まあ何のことかもうお分かりだとは思います。



すごく適切なコメントを見つけたのでご紹介いたしましょう。

国は解決策のひとつとして「自動運転の導入」を進める方針だとか・・・・・

しかし、こんな的を射たコメントもあります。
「航空機関士はなくなったけど 操縦士はいる それが自動化の現実だよ 他に邪魔するもののない空でさえ レールの上を専有出来る鉄道でさえ操縦士は必要なのに なぜ車が自動化出来ると思うのか不思議でならない」


そして荷捌きからドライバーを開放するという解決策ですが、こんなドライバーならではの心理面も納得です。
「運転手からすると、誰だかわからん奴の積み付けた車なんて運転したくないって意見もあるんだよ。
運転手経験ない奴に荷崩れの可能性なんて想像力はない。その辺の恐怖は海コン運転手が語ってくれるんじゃないかな。
パレットをフォークで降ろしてホームに乗せるだけの荷役を (不満はあれど)キャンキャン言う運転手は少なくて 負担感の強いのは手バラシ。不満があるのも手バラシ。
経験の差が大きく出るのも手バラシ でも手バラシは持って行く先がない
結局、手バラシの評価を大きくするしか解決策ないように思うんだけど。 金額だけじゃなく疲労感も含めてね。」


結局先に述べたとおり
背広にネクタイ組がいくらギャンギャン吠えても解決策への道筋はない。
作業服組に意見出させて、ひとつひとつ解決していく。

それはそれは根気のいる作業が待っている。
それに社会が耐えられるか?がカギを握る。

例えば物流でいえば

・荷の発送者を「A」とします。
。荷を受け付け配送依頼者を「B」とします。
。運送業者(会社・事業所)を「D」とします。
。実際に運ぶドライバーを「E」とします。
・荷の受け手(消費者)を「F」とします。

やらなきゃいけない第一段階として
・「A」~「F」が現在300円で配送しています。
Q,では現在300円の送料をいくらまでの値上げなら「F」さんは許容できますか?という交渉をします。

次に、第二段階として
・第一段階で出た数字を元にして「A」から「B」さんにはいくら値上げが許容できますか?という交渉をします。

次に第三段階として
・第一段階と第二段階で出た数字を元にして「B」から「C」さんにはいくら値上げが許容できますか?という交渉をします。

次に第四段階として
・第一段階と第二段階と第三段階で出た数字を元にして「C」から「E」さんにはいくら値上げが許容できますか?という交渉をします。


これを延々と「折り合いがつく適正価格として示せるよう」に交渉を繰り返していくのです。


この適正価格がでるまで何年かかるか?私にはわかりません。
一年で済むかもしれませんし、20年・30年かかるかもわかりません。

もちろん交渉が決裂すればそこで産業崩壊は決定的事実となります。


これを国のトップ(総理大臣)が変ろうと、政権交代が起こり政権与党が変ろうと、
変わらず継続的にやり続けるしか方法はないのです。

例えば、第二段階・第三段階まで交渉が進んでも、社会情勢が変れば第一段階からやりなおしを迫られるかもしれません。

それでもできますか?って話なのです。


仕方ないですよね。。。。。
何十年と先送り・見て見ぬふりをして放置してきたんですから、、、、。

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