Wio LTEを学びなおす


これが、Wio LTE JP Versionです。

 2022年の後半は、上の写真にあるマイコンボード、Wio LTE JP Version(以下、Wio LTEとします)を学びなおし、実際のIoTに活用することに多くの時間を使いました。「学びなおす」と書いたのは、Wio LTEこそが筆者にとって「単独でクラウドにつながる」最初のIoTデバイスだったのです。
 詳しくはソラコムの同製品のページ https://soracom.jp/store/5301/  に譲りますが、Wio LTEは下記の優れた点を有しています。

①Wio LTEにはSIMスロットがあり、デバイス単独でクラウドに接続する機能を有しています。
②IoT用のSIM、SOARCOM Airを使用すればソラコムの各種サービスを大変簡単に使用することができます。
③Arduino IDEを使用してコーディングできるので、プロトタイピングの敷居が下がる。
④拡張性が高く、様々なセンサーに対応できる。

 今年私が取り組んだのは、特に①②のSIMを使って単独でSORACOMのネットワークにつなげられることが、自分の求めていた条件に合っていたからでした。

 あるプロジェクトで屋外稼働を前提にしたデバイスを、大規模な展示会場で稼働させることを求められました。その展示会場ではWIFIは5GHzしか使用できず、ほかにも様々な制約条件が重なって既存のデバイスの使用をあきらめざるを得ませんでした。そのようなとき、Wio LTEの使用を思い当たりました。2年間使用していませんでしたが、その時に使用したハンズオンのコードでしっかり動いてくれ、まずは一安心。
 初期的なテストの準備段階で、Wio LTEに関する多くのハンズオンテキストやドキュメントを見つけました。それらを読み漁り、Wio LTEとESP32シリーズの違いや、独特のルールなどを学びました。
 Wio LTEの学習の大きな助けは、Arduino IDEから使用できるサンプルコードでした。SORACOM Harvestをはじめとするソラコムの各サービスに接続するサンプルコードを試しながら、簡単にIoTの世界を試せるWio LTEのすばらしさを実感しました。

 先日、これら一連の体験をソラコムのユーザーグループ、SORACOM UGでお話しさせていただきました。実際に学んだこと、試したことなどはその際のスライドにまとめましたので下記リンクよりぜひご覧ください。

https://speakerdeck.com/anysonica/2022-12-13-soracom-ug-online-fa-biao-wio-ltewoxue-binaosu

株式会社シードプラス 前嶋武

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?