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頭痛のタネ

ここ数日、体の不調が絶えません。
偏頭痛はまぁいつもの事として、倦怠感や全身のだるさ、そこから生まれる無力感。

休みの日に限って重症化し、寝込んだまま1日を終えることもしばしばです。
季節の変わり目という事もあって、こういう症状の方は多いようです。自律神経の乱れってヤツですね。

元々でいうと、僕と偏頭痛のお付き合いが始まったのは20代半ばごろからと記憶してます。
仕事のストレスや、自己嫌悪などから引き起こされた症状なのかなーと自分なりに分析してますが、詳しくは分かりません。
色んなお医者様や整体師さんに聞いても、ふわっとした答えしか教えてくれないのです。
偏頭痛ってそんな感じらしいです。

それにしたって、今回のこの頭痛はいつもと違う感じがしていました。
そもそもの頭部の重量が物質的に増したような。首がもたげる感じでした。

頭が痛いとか体がだるいだけで済めばいいんですが、そうなってくると心まで影響を受けて沈んでしまいます。
それが問題でした。
一日なにも出来ずにいると、自己評価はどんどんマイナスへ。。
何もかも悪い方向へ向かっている感覚に陥ってしまいます。
なんとなく直感で、体の不調が原因なのはわかっていました。

そこで、前々から気になっていた頭専門の整体師さんを訪ねて覚王山へ。
頭蓋骨をほぐして頭痛を治してくれると評判の方です。

施術の過程で分かったことは、僕の頭が本当に物質的に重くなっていたことでした。
なんでも、頭蓋骨と脳みその間には「髄液」という液体があり、背骨を水路にして体中を循環している?のだそうで。
※ウトウトしながら聞いた話なので定かではありません。

その水流が澱んだり滞ったりすると自律神経が乱れて頭痛を引き起こしたり、倦怠感を感じたりするのだそうです。
僕は特に、頭蓋骨の中で髄液が溜まり、むくんだ状態になっていたそうです。
頭蓋骨の中に液が溜まる原因として、「考えすぎること」が挙げられるそうです。
考えても仕方のないことを考えすぎて、脳みそ周りに髄液を澱ませてたんですね。

先生の施術によって髄液は流れを取り戻し、僕の頭痛も時間差で少しずつ治っていきました。
偏頭痛持ちの方はわかると思うんですが、この痛みが引いていくのが非常に気持ちいいんですよね。
最後完全に痛みがなくなった時は、この世が天国に思えるほど、「違法薬物ってこんな感覚なのかな〜?」なんて思ったりしてしまいます。

家に帰る途中、パチンコを少しだけ打って、負けたその足でブックオフに立ち寄りました。
とにかくなにも考えず、たまに頭をかすめる仕事のことは意識的にスルーして目の前にあるものだけに気持ちを向けると、引いていく頭の痛みと相まって非常にすっきりとした心持ちになります。

何も考えずに過ごす事は、僕のような人間にとって訓練の必要な事柄です。
頭痛のタネを育てるのは、それを案じる自分の中の不安や心配。
どうにでもなると考えて、休みの日には全て忘れる心構えを持とうと思いました。
訓練は必須ですが。努力します。

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