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FFTA2の思い出

 先日、ようやく、FFTA2のクエストを300個全部クリアした。

 ていうかFFTA2てなんだよ。そうだよ。世間的にはきっとそう。

 もちろん、『FINAL FANTASY TACTICS A2 封穴のグリモア』というゲームだ。2007年に発売されたDSのゲームだ。『FINAL FANTASY TACTICS ADVANCE』(以下FFTA)の第2段だから、A2。でも結局DSで発売されたから、ADVANCE 2ではなく、A2と名前だけは残った。

 個人的にはFFTAがかなり好きだったから、続編も期待していた。
 良かった点、悪かった点、様々あると思うし、述べられつくされているかもしれない。しかし、僕はこうやって自分の言葉でまとめるのだ。自分の評価を。感想を。

ジョブ

 前作でも多かったジョブが、さらに増えた。新規ジョブが楽しみだった。どんなアビリティを覚えるだろうと。
 ヒュムの導士はFF3を彷彿とさせる猫耳で、印象的なジョブである。
 あと、裏魔道士や緑魔道士(両方ともFF12が初出らしい)が出てきて、なんだよそれと興奮した。白黒赤青緑裏と魔道士シリーズが増えていく。そのうち黄魔道士なんかも出てくるのだろう。知らんけど。

新種族

 グリア族とシーク族が増えた。それぞれジョブは4つずつだが、どれも面白いジョブだった。使い勝手がいいかは別として、既存のものと違うものを生み出そうとしていてよかった。一番印象的だった、グリアの、背後から攻撃したらダメージが増える技が強力すぎてよく使った。

アビリティ

 前作であまりにも凶悪だったものはさすがに調整された。
 個人的にお世話になったアビリティを挙げる。マジックバラード(ハーディの固有ジョブ吟遊詩人)、不意打ち(バスタード)、連続拳(マスターモンク)、サイドワインダー(狩人)、マジックバースト(導士)、二刀流(忍者)。どれも強力すぎて困る。バランスが壊れる。でも、そういうものを見つけたときは楽しいよね。

音楽

 当然ながら崎元仁大先生。FF12のアレンジが多いらしいけど、まだ12はしていない。幻想の中でという曲が一番好き。これも12のアレンジらしいが。

ストーリー

 はっきりいって、前作の最高のシナリオあるいは松野ゲの重たい感じはない。そこだけはちょっと期待はずれだった。でも主人公が明るい少年だから、それでいいのだ。ZZの主人公はカミーユ・ビダンじゃなくてジュドー・アーシタだから、というのと同じように。 
 そして、メインクエストが少なくて、ボリュームが薄く感じられる。その分サブクエストが充実していて、物語に奥行きを生み出している。サブクエストをこなすことは、主人公があのイヴァリースの世界を楽しんでいることを表現しているように思った。そして、個人的には、そういうサブイベントがいっぱいのゲームは好きです。人によって様々なプレイスタイルも生まれるし。先にメインのストーリーを一気にクリアしてしまうタイプもいれば、僕のように、その時点でいけるサブイベントを全部こなしてから次に進もうというタイプもいるので。
 一部のクエストは複数回こなさないと、他のクエストが出現しないものがあって、それがわからなくてさまよった。そして気づいたらプレイ時間が160時間ぐらいになってしまっていた。それでも主人公が全アビリティマスターとかしていないのだから大変なゲームだ。いくらでもやり込める。

その他

 映像はきれいでADVANCEからDSへの進化を感じられる。
 戦闘も操作性や効果等全般的にわかりやすい作りになっていたと思う。
 前作で、不評だったであろうロウシステムが廃止になってプレイしやすくなったと思う。ロウに縛られない自由な生き様の主人公の冒険だからそれでいいのだろうきっと。

 先日、ふと思い出し久しぶりに起動した。
 懐かしいなと思って、まだクリアしていないクエストがあったことを思い出す。どうすればいいのかわからなかったのでグーグル先生に訊いたら、全クエストは300らしいので、あと10個ぐらいだということがわかった。それなら、クリアしてしまおうと思って、ようやくクリアした。発売日に買った気がするので13年かかったことになる。面白かったです。
 また、松野さん、こういうゲーム作らないかな。
 FFTAのインター版も待ってます。

もっと本が読みたい。