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悪童日記 ふたりの証拠 第三の嘘 アゴタ・クリストフ/堀茂樹 訳 (ハヤカワepi文庫) マリオネット・エンジン 西澤保彦 (講談社ノベルス) 西澤保彦のSF短編集。 文庫化していないからなかなか見つからなかった。仙台の古本屋で見つけた。 普段ミステリを書いている人だから、話の途中でミステリ的な展開に(書いていて)なったりしないんだろうかと思った。読んでいてミステリにならないから変な感じがしたけど、性的な要素を入れてくるのは西澤保彦だなぁと思った。表題作と『家の中』
死都日本 石黒耀 (講談社文庫) 全日本人読んだほうがいいです。 第26回メフィスト賞受賞作。九州でカルデラの噴火が起こったらという設定のディザスターノベル。 とにかくすごい。専門(?)の火山の話だけでなく、古事記や聖書の引用、あるいは政治や経済のことに言及し、車や軍事技術にも筆を走らせている。しかも本職は医者だという。どういうことなの……。 火山の噴火と聞いて想像するものなんて生易しいものだと認識を新たにさせられる内容だった。この規模の噴火は確かに地球の歴史のなか