たくさんの最後を積み重ねて
我が家には、現在8歳の娘と6歳の息子がいる。
今年3月、息子が3年通った幼稚園を卒園した。
幼稚園というものは、教育課程でありながら、義務教育ではなく、言わば通わなくてもいいもの。
それなのに、いや、それが故、とも言うべきか、本当に感慨深い3年間であった。
通わなくても問題はないからこそ、何に急かされることなくただその空間を使ってたくさん遊び、その時間でたくさんのことを吸収した。
「息子の卒園」というものを強く意識したのは、2年前、2歳上の娘が卒園し、息子が年中に進級した