平野啓一郎氏の「本心」を読了。「最愛の人の他者性を受容することができるか」が、小説の大きなテーマだ。最愛の人=親とした時。突如未知なる性質=他者性を親の中に見た時。子の感情は猛烈に揺れる。翻って私は最愛の人の多面性をどこまで肯定していけるか。愛の深化と完成への意志が問われている。

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