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英語の審美学

長年、英語との戯れ合いを通じて私的に惹かれる言葉の綾。GWの拙い閑談
気軽に連想してみました。(Aesthetic English Words)

  1. Quintessenntial 
    quint + essential の組み合わせで中世ラテン語(第5の元素)に由来する「完全な典型、真髄 (Perfect example)」という意味
    Quintessentia English gentleman 典型的なイギリス紳士

  2. Snazzy 
    Stylish, attractive, chic and classy.  That looks really snazzy. 
    イギリス人の洒落た英語の先生が用いていたのが印象的でした。
    Snazzy dresser おしゃれな人、着こなしが粋な、派手な
    (類) Snappy dresser 、Flashily stylish

  3. Snobbish
     お高くとまったイヤな奴、上から目線、教養の気取り屋
    昔の英国で中産階級の俗物なのに、鼻持ちならないキザ
    ファッションでは、ダンディズムや耽美な意味にも使われる

  4. Fancy
    アメリカ英語では、  We went to a fancy restaurant last night.
    「昨夜はおしゃれな(上品な)レストランに行った」
    イギリス英語では、恋愛対象としての魅力、好きの表現となるようです。
     He fancy you.  「彼はあなたのことが好きよ」 

  5. Fabulous
    寓話、神話、おとぎ話から派生して現実でないぐらい「素敵」「素晴らしい」という誉め言葉。「Absolutely fabulous」というイギリスの人気コメディやアメリカの大ヒットドラマ「Sex and The City」でよく使かわれてるどちらかというと女性言葉。リアリティ番組「Queer Eye」でFab5と称られゲイ(LGTBQ)文化で使われやすいようです。

  6. Serendipity
    偶然であった二人が惹かれていく「セレンディピティ 〜恋人たちのニューヨーク」というアメリカ映画(2001年)あり。思いもよらなかった偶然がもたらす幸福という意味。セレンディップとはセイロン島、スリランカのことで、「セレンディップの三人の王子」という童話を読んだイギリス人小説家ホレス・ウォールポールの造語とのこと。

  7. Epiphany
    ギリシャ語epipháneia(現れ、印象的な姿)が語源「突然のひらめき」
    キリスト教の「公現祭」イエス・キリストの誕生を祝して、東方三博士がベツレヘムに礼拝したことを祝う日でもあります。

  8. Inspiraton
    創造的なひらめき、着想、霊感や啓示、刺激・鼓舞するもの。
    直感・予感は、intuition、hunch、instinct、get the feelingなどがあり、Inspireは、ラテン(古期フランス)語「神様が魂に息を吹き込む」が語源。派生するAspireは「~へ息を吹く=熱望する」、素敵です。

  9. Melancolic
    憂鬱な、うつ病、古代ギリシャの医師ヒポクラテスが使った古語に由来。
    フランス語のアンニュイ“ennui”は、物憂げな、気だるいで、ムードある美しさを表すファッション用語に対して、メランコリックは、物悲しさを描く音楽・映画に多用。オーラ、独特のムードを醸し出します。

  10. Momemtum
    勢い、弾み、気運、運動量を解して推進力を意味。  
    スポーツでも、ビジネスのプロジェクトでも、チームの調子が高まり勢いづくというのは、よい展開をもたらす大きな要素ですね。
    Gain momemtum. Let's keep the momentum going. 

  11. Showcase
    日本語でも文字通り、ガラス張りのショーケースですが、動詞としても「展示する、陳列する」から「製品を披露する、売り出す」とビジネスでよく用いられますね。Exhibit、Displayより、クールな感じがしそう。



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