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No.231 Jul. 22, 2023 お城を後にする

旧居を退去してきた。
一人暮らし向けの小さな部屋ではあったが、初めて一人暮らしをした家でもあり、生活する上での必要なことを色々と学ばせて頂いた家だ。
不動産屋さんとの立会というものも初めてだったため少し不安だったが、10分程度で終わった。さっと一通り見て確認していただいた感じ。もともと退去時に、いくらか掃除費用を支払う契約だったとはいえ、感謝の意も込めて予めかなり掃除したつもりだったので、早かったのかもしれない。
不動産屋さんの
「午前中別宅の立会をしてきたけど、そこは壮絶で悲しくなってしまった…家主さんも開いた口が塞がらない状態だった」
という話が印象的だった。どんな状態だったんだ…まあ酷かったんだろうな。
原状回復もお金で解決すりゃいいでしょ的な人だったのかな…とか思いつつ、とはいえあまりにも思いやりがないような…
など雑談をしながら、私の退去については特に何も問題は無く、鍵だけ返して(自分で作ったスペアも含め)私の初めての城を後にした。

世の中色んな人がいるんだな…と思いながら電車に揺られていると、転職の広告が目についた。
そういえば、転職理由に会社の将来性が感じられなくて…と言って、仕事を変える人もかなり多い。先日あった友人もそんなこと言ってた。
そんな私も現状の会社には全く将来性を感じておらず、沈みゆく難破船であることを日々実感する。ただ、他の会社に勤める人でも己の勤め先が沈みゆく難破船であることを感じるようだ。結局のところ、他所行っても将来性を感じない可能性はもしかしたら高いのかもしれない(そもそもの日本という国自体が…ね)。
それならば、会社の将来性云々よりも、自分のやりたいことで仕事を選んば方が良いのかもしれないし、大成するのかもなと感じた。(もちろん危機的状況ならそうも言ってられないかも知れないから、万人には当てはまらないとは思うけど。)
将来性ってなんだろうな。今勢いがある会社のことかな?どうなんだろう。ただ、今がキラキラ輝いていたとして、その時が輝きのピークである可能性も大いにあり得る。
栄枯盛衰。山があれば谷もあるのだ。それは忘れちゃいけない。
他所様の先行きの明るさって案外分からないもの。ならば明るさ云々は考えず、やりたいことをやれるか否か、貫けるかを重視したほうがいいんじゃないかな…とおもったら、ちょうど下車駅についたのでここで降りる。

あ、一区切り記念に帰りにミスタードーナツ買おうかなと思ってたのに、買うの忘れてた。

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