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残る枠は2人 〜マッチングアプリde婚活もどき日記65〜

先週から「刀剣乱舞無双体験版」の配信が始まりまして、
ここ数日は、推しの戦闘シーン動画を撮影して編集してTwitterの推し活アカウントに投稿するのに没頭していました。

交流用アカウントではないものの、同好の士が見てくれてたまに「いいね」をくれるのが楽しくてたまらないですね〜。


さて、そんな最中、先週末に会ったWさん(仮)とXさん(仮)ですが、
端的に言うと、両者とも「なかったこと」になりました。

身支度に約1時間、移動に30分前後、交流に約1〜2時間……飲食代もほぼ毎回自分で出すし、メリットとしては、脳内にある「近辺のカフェマップ」が充実していくことぐらいでしょうか。
「時間と労力の無駄」といえばそうかも知れんが、「会ってみないとわからない」のもまた真実である……。


さて、Xさんについては「全体的に不可とは言わないが、可ではない」感じでした。

土曜日に、河原町駅で14時の待ち合わせ。
「図書館に本返してから向かいたかったけど、時間ないなー」と思いつつ、13時55分頃に待ち合わせ場所に到着。スマホを取り出すと、

Xさん「待ち合わせを14時半に変更してもらえませんか?」

と、10分前に届いていた。脳内では、

そんなら途中で図書館寄ってから来たわ! もっとはよ言え!
だいたい「30分遅れます」ならまだしも、「待ち合わせを変更」って何様やダボが!

——等々キレ散らかしつつも承諾の返事を送り(そのあと「すみません」とは送ってきたが、謝るなら第一声で謝れ)、高島屋に入って高級チョコレートの特設会場をうろついた。

14時半、元の場所に戻るとそんなに背も高くなく、さほど好みでもない感じのシルエットの男子が待っていた。

挨拶してから歩き出した後も、テンションは下がる一方……とりあえず向かったカフェは、14時の時点では空席が見えていたのに、その時は既に満席……少し歩いた先で、こじんまりとしたお店に入って座って話したものの、もはやこちらはやる気なし。
話の内容は別に問題なかったが、9割がた仕事の話で、特に面白いこともなし。

1時間ちょい経って店を出てから——カフェ代を差し出すと「ああどうも」と受け取っていたが、私が相手の立場なら「遅刻した分払いますよ」とか言うと思うけどな? ——「ちょっと散歩したいですね」とか言い出したので、祇園界隈をウロウロ。
「やっぱ京都いいですね」とかも言っていたが、「そうですねー」以上深入りはせず。

一度沈んだテンションは浮上することなく、バイバイしました。


翌日は図書館に寄ってから、Wさんと13時に枚方市駅で待ち合わせ。
この日は定刻合流できました。
身長は170台半ばくらいで○、顔も好みの感じだし、挨拶した第一印象は明るく真面目そう……とテンションは右肩上がり、

Wさん「とりあえずどこか、お店に入りますか」
私「そうですね」

と歩き出した。

——が、この駅は、こちらは以前Oさん(仮)との顔合わせの時に来ただけで、Wさんのほうは初めて降りたらしい場所であった。
しばらく2人でキョロキョロし、

私「スタバでいいですか?」
Wさん「ええ、結構好きですよ」

と、ひとまず駅構内のスタバマークに向かって歩いた。
しかし、中は一見しただけでほぼ満席であった。

Wさん「テーブル全部埋まってますね……」
私「あ、でも、ソファ席なら空いてますよ。一旦入って、テーブル空いたら移動したらいいのでは?」

テーブル席の中に置かれたソファ席(アームレストに飲み物を置けるようになっている)ならぽっかり空いていた。

(向かい合って喋るより、並んで喋るほうが気楽かもしれないし、いいよね〜)

と思ったのだが、彼のほうはスタバ店内に足を踏み入れて改めて中を一望すると、

「チッ……」

と、スマホを取り出し、店の外へ出た。
他に店がないか検索している様子だったが、その間こちらは

(——なんや今の音。舌打ち???)

と、宇宙猫状態で固まっていた。

Wさん「構内にもう一箇所カフェあるみたいですよ。そっち行きましょう」

と、ずんずん歩き出す。
「え? ああ、ハイ」と駆け足でついていく私。

Wさん「○○って×△ですかね?」
(先を歩きながら早口で言うので聞き取れず)
私「え、あ、はい? ○×△……?」
(シャカシャカと足を動かすのに必死)
Wさん「——ああ、ありました」

元来た道を戻って……無事、構内の隅っこにあったカフェに着いた。

コートを脱いで席に着き、広げたメニューを一瞥すると、ススッ……と無言でこちらに差し出すW氏。

私「え、決めました?」
W氏「ハイ」

(こっちに先にメニュー見せて、それから自分の分決める人のほうが多いよな……)と、過去にお茶したうちの何人かの顔がよぎった。


この寒いのにアイスコーヒーを頼んだW氏、ストローを何度も何度も動かして、実に独特な飲み方をしていた。

(なんか知ってるな……こういう奴……)

と脳内を検索して、思い当たった。
『デスノート』(原作:大場つぐみ/作画:小畑健)の「L」がしそうな飲み方だったのだ。

それに気づいてからしばらく、話している時の視線の動かし方、ぶちぶちと変なところで途切れがちな会話の流れなどから、一つの可能性に思い至った。

(こいつ、あれだ——いわゆる「グレーゾーン」だ!)

と。

前職の教員時代、クラスに1人〜数人の割合で存在した、一般的には「変わり者」と言われる——俗に「発達障害」と分類されたりされなかったりする人々。
かくいう私も、学生時代に受けたカウンセリングの中で「限りなくホワイトに近いグレーだね」と診断された経験がある人間なので、別にそれを理由に毛嫌いするつもりはないのだが……

まあ、とにかく話が続かないのであった。

7割以上はこっちから切り出さない限り、窓の外や壁の装飾を眺める時間になっていたと思われる。

(……私は今、ここに何しにきてるんだっけな?)
 
と自問するほどであった。

1時間も経たずして、店を出た。

会計時に店員さんから「○○カードはお持ちですか? ポイントが貯まりますが」などと話しかけられた時、このW氏はえらく愛想のいい受け答えをしていた。それを見ながら、

「表面的なコミュニケーションには支障なく、気づかれにくいタイプのグレーやな……第一印象だけよかったのはそのせいか……」

と自分の分析を再確認。

店を出て、「じゃあ今日はこの辺で」と言われて「はいありがとうございました」と別れた後は、改札とは別方向へ。

以前来た時に確認していたイオン系列のビルに入り、手芸コーナーに行き、

「ウヒョー思っていたより広い! 品揃え豊富!」

と趣味のショッピングを楽しんで、ご飯も食べて帰りました。


帰りの出町柳行き特急の中で、Wさんを切り、ついでにXさんも切りました。まあ、どちらも具体的な次回の話はしてなかったしね。

その後、次のYさんZさん候補探しも始めましたが……今のところ、マッチはしても会話が続くか微妙なメンバーです。
なお、6人目=Vさんとは軽い世間話的なLINEのやりとりはしているものの、具体的な先の予定は決まっていません。

まあ……残りの枠はひとまず2人、刀剣乱舞無双体験版をやりこみつつ、慎重に検討することにいたしますわ……。

読んでくださり、ありがとうございます。 実家の保護猫用リスト https://www.amazon.jp/hz/wishlist/ls/25SP0BSNG5UMP?ref_=wl_share